着信したのは3件のメール。
1、ルール
人狼ゲームと基本内容は変わらないです。
学校版では、普通のクラスメイトチームとそれに反抗する反逆者チームに別れています。
反逆者チームが人狼チームと同じです。
反逆者は自分はバレないように普通のクラスメイトを殺して人数を減らしていきます。
普通のクラスメイトチームはそんな中反逆者を見破って教室から追放しします。
反逆者が教室内を10人まで減らしたら終了
クラスメイトが反逆者を全員追放でも終了
投票は前の黒板を見て下さい。
教室の席が書かれているのでそこにいる人が怪しいと思ったら正の字を書いてください。
《役割の数》
1ー4→21人
「普通のクラスメイトチーム」
一般生徒→11人
学級委員→1人
風紀委員→1人
選挙管理委員→1人
美化委員→1人
優等生→1人
「反逆者チーム」
反逆者→3人
スパイ→1人
「その他」
ぼっち→1人
2、役割説明
「一般生徒」
特に能力も無し。
話し合いで反逆者を暴いてください。
「学級委員」
ChinonのDMで1回だけ反逆者のヒントを与えます。
「風紀委員」
毎ターンに1回、失格者の役割を見ることが出来ます。
「選挙管理委員」
Chinonカメラで1回だけ教室を撮影出来る。
その時には役割がそれぞれ何人残っているかが写ります。
「美化委員」
毎ターンに1人、普通のクラスメイトチームか反逆者チームを見ることが出来ます。
「優等生」
毎ターン、反逆者がクラスメイトを襲う時に自分以外の1人を守ることが出来ます。
「反逆者」
投票の時間が終わり昼休み、普通のクラスメイトチームから1人を襲います。バレないようにしましょう。
「スパイ」
一般生徒のフリをしている生徒。
反逆者のように襲うことは出来ませんが、
反逆者チームです。
「ぼっち」
クラスに馴染めず、クラスメイトチームでも反逆者チームにも入れなかった人。
みんなにぼっちということがバレた時に失格となります。
3、貴方の役割
257番さんは『美化委員』です。
美化委員…白黒はっきりつけるってこと…
すると…
明るい声で真琴君はそう言った。
女性が指さした先には何故か息が切れている男性。たしかに様子がおかしい。
どんどん正の字がついていく。
その人は更に青ざめていった。
ピンポンパンポーン♪
[はい!1ー4の皆様!黒板に書いてある結果で失格者を決めていいですか?]
教室内から賛同の声が聞こえる。
[では、失格者の方!さよーならー!]
すると、空中に球が現れて縄が男性の首にかかりそのまま空に吊るされる。
誰も助けようとはせず、そのまま男性は息を引き取った。死んだのが分かると縄が消えて男性の死体は床に落ちた。
それを見てはしゃぐ真琴君。その場にいる誰もの視線が彼へと移った。
キーンコーンカーンコーン…
次になった昼休み。
[では、スマホをご覧下さい!]
スマホを見ると、1ー4の座席表が表示されており…『誰の役割を見ますか?』とだけ書かれていた。
適当に座席をタッチすると、画面の中でその席が黒くなり確認ボタンが表示されたので、取り敢えずまた元の画面に戻す。
[能力がある方は今、画面上に出ている指示に従ってください!一般生徒などの皆様は自分の考えをメモにまとめるなどしてお待ちください!]
[反逆者の方はグループトークに入っているので話し合って誰を襲うかを1人決めて選択をお願いしま〜す!]
私は誰を見たらいいのかが分からなくなってきて、画面から教室内に視線を移した。
あと10人誰かが死なないと…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。