突然の宣言にみんながザワつく。
世界の真相って?
私達が生きている世界は普通じゃ…?
学校に行って、友達と喋って…
そんな平凡な毎日の世界じゃないの?
ナツキの言葉が聞こえると、私の意識は遠のいていった。
………う〜ん…ここは何処だろう。
重い体をゆっくり持ち上げるとそこには私が見慣れた風景…
私が通っている学校だった。
すると、全員の携帯が鳴り響いた。
見ると、そこにはナツキがいる。
校庭にいた人が一斉に走り出す。
走り出すと私のところに二人が来た。
軽く頷き正門から出た。
街を走っていると妙な違和感を抱いた。
すると、携帯のアラームが鳴った。
見たら…
元気よくナツキが言うと、スグに画面は元に戻った。
私は出来る限り犠牲者を出さないようにしてこのゲームを終わらせたいけど…
人差し指を立てて静かにするように指示を
した蘭さん。
咄嗟に脇道に隠れると…
男性が走っているのが見えると、後ろから…
パッと見普通だけど、金の目をした男の子が追いかけているのが見えた。
その男の子が男性に触る。
すると、男性の腕が崩れ始めた。
腕が崩れ、脚が崩れ、体が崩れ始めた頃には男性は息を引き取っていた。
そして、崩れ終わると灰になってしまった。
男の子はその様子を全く気にせず、他の所へと走って行く。
そう言い、また歩き出す。
……が、私は妙な違和感の正体が分かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。