第9話

次の教室
414
2018/05/12 11:18
暫くするとナツキの声が聞こえてくる。
[10分経ちました〜!失格の教室は…6部屋ですね!では、失格の皆様さようなら〜!]
6回の爆発音が鳴り響く。
千川綾梨
千川綾梨
……。
6の部屋が爆発…部屋には8人だからそれだけで48人。あとは各部屋で殺された人が3人…1階につき4つの教室があるとして、4階まで計16部屋と体育館とかを含めると…3人ずつだから約60人……
約110人が犠牲に…
ここにいるのは250人程だから半分…
及川澪月
及川澪月
かなり減っちゃったね〜…
千川綾梨
千川綾梨
うん…
神田蘭
神田蘭
次のstageは…?
[はい!次のゲームの説明をします!]
[今、校舎に残ってるのは136人です!取り敢えず、この表をご覧下さい!]
スマホに着信が来る。
確認すると5つに分けられた表が添付。
及川澪月
及川澪月
何だこれ〜?
[自分の番号が書いてあるクラスに移動してください!]
扉の鍵が開く音がした。
及川澪月
及川澪月
千川さんは何だった〜?
千川綾梨
千川綾梨
あ、えっと…1-4だけど…
及川澪月
及川澪月
お、僕と同じ〜
神田蘭
神田蘭
私は1ー1だったよ〜…
千川綾梨
千川綾梨
そっか…じゃあ、蘭さん!また生き残って会いましょうよ。
神田蘭
神田蘭
うん!
及川澪月
及川澪月
神田さん、またあとでね〜
神田蘭
神田蘭
ご武運を…!
早足で蘭さんは出て行った。
及川澪月
及川澪月
それじゃあ、千川さん。僕達も行こっか〜
千川綾梨
千川綾梨
うん。
2人で音楽室を出て、1ー4へと向かう。
途中で、何で私はこの人と一緒に行動しているんだろう…とか思ったけど気にしないことにした。
私達は最後に着いたらしく、教室の椅子にはほぼ埋まっており、2つだけ空いていた。
そこに座る。
教室内には私達を含め、21人。
これからこのメンバーで何をするんだろう…
千川綾梨
千川綾梨
何するんだろう…
及川澪月
及川澪月
分からないけど楽しみ〜
???
???
ですよね〜!!
知らない子がいきなり話に参加してきた。
千川綾梨
千川綾梨
え、えっと…?
???
???
あ、御木真琴といいます!
千川綾梨
千川綾梨
真琴ちゃん?君?
御木真琴
御木真琴
僕は男です!
千川綾梨
千川綾梨
あ…ごめんね……
及川澪月
及川澪月
あれぇ?君も10代なの?
御木真琴
御木真琴
うん!
真琴君の首輪には273と刻まれていた。
千川綾梨
千川綾梨
他には10代の子、いるかな…
???
???
僕と君達を入れたらね、21人中
4人だよ。けど、あそこにいる子はフード被っているから分からないんだよね〜
千川綾梨
千川綾梨
どこどこ?
御木真琴
御木真琴
ほら、あそこ。
真琴君が指さした先には一番後ろの席。
そこには、女子の学生服の上からフード付きのパーカーを着て、フードを深く被って何歳かが分からない人が俯いて座っている。
千川綾梨
千川綾梨
何歳か分からないね…
御木真琴
御木真琴
そうなんだよ〜、話しかけてみたいんだけど何か雰囲気が怖くて…ね?
及川澪月
及川澪月
それじゃあ、僕が聞いてきてあげるよ〜
そう言うと、及川はその人の方へと向かった
御木真琴
御木真琴
あ、君達はなんて言うの?
千川綾梨
千川綾梨
私は千川綾梨で、アイツは及川澪月って名前だよ。
???
???
そっかそっか〜、綾梨ちゃんはさこのゲーム楽しい?
千川綾梨
千川綾梨
全く。
御木真琴
御木真琴
えぇ〜…もっとゲームなんだから楽しんでいこうよ!
千川綾梨
千川綾梨
無理、だってどんどん人が死んでいくゲームなんて参加したくない…
御木真琴
御木真琴
まぁ、それもそうかもね。
話し終えた澪月が戻ってくる。
及川澪月
及川澪月
ただいま〜…
御木真琴
御木真琴
お!どうだった?
及川澪月
及川澪月
あの子ねぇ…10代っぽい。
千川綾梨
千川綾梨
何で?
及川澪月
及川澪月
首輪に300って刻まれてたよ〜
御木真琴
御木真琴
300ってstage1で3位だった子じゃない?
千川綾梨
千川綾梨
あ…
一体どんな子なんだろうか…
そんなことを思っていると放送が始まる。
[stage3は『人狼ゲーム』です!]
千川綾梨
千川綾梨
え…
御木真琴
御木真琴
何だ凄い普通〜…
少し拗ねたように言う真琴君。
私、よく考えろ…人狼ゲームは失格者が出るゲーム…だとしたら、その人は死ぬ…!
[まぁ、人狼チームが勝ってしまってはもの凄く人数が減ってしまうので〜…教室内の生存者が10人になったら終了です!]
[皆様の役、役割の数と能力説明は今から私がDMで送りますので見てください!]
[あ!それと人狼ゲームと言っても、せっかくの学校ですので役名は学校に馴染みのある役名にしてみました!制限時間はどちらかが勝つまで!では、DMをご覧してからスタートしてください〜]
教室にいる21人、全員の携帯が鳴る。
私は息をフゥと吐いてからDMを確認しようと携帯を取り出した。

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