第25話

宣言
344
2018/06/17 00:30
蘭さん達のところに戻ると、及川も来ていた
千川綾梨
千川綾梨
あ、来たんだ…
及川澪月
及川澪月
うん、気になることも分かったからね〜
神田蘭
神田蘭
気になることって何だったんですか?
御木真琴
御木真琴
あ、気になる〜!
3人が楽しそうに会話を続ける。
けど、私は参加する気分じゃなかった。
最悪、この中にいるかもしれないから…
及川澪月
及川澪月
言わないよ〜
神田蘭
神田蘭
え〜…
御木真琴
御木真琴
まぁ、それならいいよ!
怪しまれないためにも私は話に参加。
その後は雑談して、寝る部屋を見に行く。
千川綾梨
千川綾梨
意外と広いかも…
取り敢えず、ベッドに飛び込む。
千川綾梨
千川綾梨
はぁ〜……
この3日間、色々あったな…
いきなり寝ると思ったら首輪がつきゲームに強制参加させられて…stage1でいいね!を集めないと死ぬし…
クリアして次に進んだら、まさかの他の年代の人もいたし…stage2は何だっけ?あぁ、学校か。学校ではアイドルの蘭さんと一緒に行動出来て…及川には驚かされたっけ…
stage3は…あの人狼ゲーム。みんなが互いを疑い警戒したのが何か嫌だったな…真琴はノリノリでやってるし、あの300の子は反逆者を何故か当てたし…
stage4は一番驚いたかも、私の住んでいる街に誰もいないんだもん…家族もみんな消えていなくなった…冬稀も行方不明だったし…
それで終わったと思えば、まだ続きがある
とか言うし、今度は見てる人も巻き込むし…
それで、stage5。思い出したくもない私の恥ずかしい特技。絶対に誰にも言いたくなかったのに冬稀にバレて、私のキャラを見てネットでファンが色々とバラすし…
ホント、最悪。嫌で嫌でしょうがない。
けど…
このゲームが無かったら蘭さんとも及川とも面と向かって出会うことが無いと思う。
そう考えたら良かったのかもね…
気付くと、私は寝ていた。
〜廊下〜
神田蘭
神田蘭
そこ綾梨ちゃんの部屋なので、
勝手に入ったら駄目ですよ?
私が言うと、その子は扉から離れた。
???
???
あはは、すいませ〜ん♪
その子はヘラヘラと笑っている。
神田蘭
神田蘭
……貴方は何が目的なの?
???
???
…私は如月未玖、少し綾梨さんに用があったのよ。
神田蘭
神田蘭
用事って?
すると、如月さんは衝撃の発言をした。
如月未玖
如月未玖
綾梨ちゃんを殺すの。
神田蘭
神田蘭
え?
如月未玖
如月未玖
私ねぇ、綾梨ちゃんにちょっと
恨みがあるからさ〜。殺したい
なぁ…って♪
神田蘭
神田蘭
……そんなのさせない。
私にとって、綾梨ちゃんは初めて出来た友達同然の存在だった。昔からずっとアイドルになれとか言われて育てられた私には友達作りの時間なんかない。
だから…
神田蘭
神田蘭
…綾梨ちゃんは死なせない。
綾梨ちゃんが死ぬ可能性があっ
たとしても先に死ぬのは貴方で
す、何故なら……
如月未玖
如月未玖
何故なら〜?
神田蘭
神田蘭
綾梨ちゃんが殺される前に私が
貴方を殺します。
如月未玖
如月未玖
!…そっかそっか〜、それだったら容易に手出しは出せなそうだね〜♪
神田蘭
神田蘭
………。
如月未玖
如月未玖
それじゃ、おやすみなさ〜い♪
如月さんは自分の部屋に行きいなくなった。
神田蘭
神田蘭
…絶対に負けませんよ……
そして、私も自分の部屋に行き眠りについた

プリ小説オーディオドラマ