はしゃぎっぱなしであっという間についたのは、海の近くのキャンプ場。
めっちゃ季節外れやけど、ずっと7人で行きたかった場所だったから。
車から降りて一瞬は、「きれい!!」なんて言ってたけど、すぐに海風で走って屋内に逃げた。
想像以上の寒さに、一目散にこたつに入ったしげは口を膨らませてる。
こたつに7人、ちょっと窮屈やけど、
テンションがちょっと下がってたしげも、みんなの声で笑顔になって、トランプ取り出してはしゃいでた。
トランプしながらも、集中してるのは年下4人くらいで、俺ら3人はバーベキューの材料やら火のおこし方を話しながら付き合ってる。
しまいには怒られてしまう。
なんやろ、これっていつもとやってること一緒な気するんやけど。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。