軽く発狂する皆と、そのテンションについていけない私。
唐揚げやらなんやらと、おつまみやお菓子を作ったあとにリビングに呼ばれた。
そして、さっき用意した割り箸に番号を
ふっていき…見事、王様ゲームへ。
あ、私と同類の人がいた。
私はこっそりるぅちゃんの隣へ。
こっちを向いてニコリと笑う。
うわぁ、カオスな中で唯一の天使…!!
顔が少し赤く染まっている。
テーブルを見ると既に空いたお酒の缶が。
飲んでいるのは変態組…と、飲ませられてる莉犬くんといったところ←
ころちゃんもベロベロ。
ジェルくんはつまみを食べながら少しずつ、と言った感じで飲んでいる。
ウンウン、と頷いて自己完結するなーくん。
もはや止める気もないらしい。
王様ゲーム…もしないか。
割り箸を輪ゴムでまとめ、片付け…追加の酒を持ってくる。
どうせこの量じゃ足らないんだろうし。
収集がつかなくなってきたが、まぁいいか。
そのまましばらく飲み続けて…
…エロい場面じゃないですよ?
お酒を飲んで見事沈没したすとぷりメンバーを見て、私は少しだけ笑った。
一人だけ未だに飲んでいるジェルくんを横目に、缶を片付け始めた。
それを見て、ジェルくんも片付けを手伝ってくれた。
ころりーさとみはベロベロじゃんと付け足すと、ジェルくんもまぁな、と返した。
私なんかに歌い手がつとまるはずがない。
でもその言葉に揺れ動く私もいた。
語ったら語りきれないくらい好き。
でも、それだけで判断したのだろーか。
いつの間に起きたのか、るぅちゃんが返事をする。寝起きだからか、目を擦りながら。
こうしてすごく急展開だが、歌い手をする事になってしまったのだった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!