第11話

平和すぎる朝。
16,078
2020/03/10 12:57
トン、トン…と階段をおりる音が聞こえる。
そちらを見やると、そこには既にシャキッとしているなーくんがいた。
ななもり。
ななもり。
おはよ。あなたは早いねぇ…
ん、すごくいい匂いがする
あなた

おはよう。今朝ごはん作ってるんだけど…まだちょっと時間あるから。なにか飲む??

なんとか推したちの前でも平常心を保てる
ようになってきた今日この頃←

なーくんは少し考えるような仕草をしたあとコーヒーお願いできる?と聞いてきた。
あなた

なーくんはコーヒー飲めるんだねぇ

ななもり。
ななもり。
飲めるよ。苦いけど、目覚まし
には丁度いいんだ(*ˊᵕˋ*)
あなた

へぇ~、あ、お砂糖とミルクは?

ななもり。
ななもり。
多めで(^^)←
結局甘いコーヒー牛乳になってしまった…w
まぁ美味しそうに飲んでるし、いっか。
っていうかマグカップ両手持ち…可愛すぎ。
もう性別入れ替えようよ、なーくん←

すると、次にるぅちゃんと莉犬にぃがおりてきた。
るぅちゃんはなーくんと同じくシャキッと
しているが、莉犬にぃは典型的な感じで目をこすっている。
あなた

…あのぅ、莉犬にぃ?
なんで枕持ってるのw

莉犬くん
莉犬くん
んぇ?…あ、持ってきちゃった
ヤベーヤベーといいながら自分の部屋に枕を置きに行った…面白いw
るぅと
るぅと
僕は紅茶を下さい
あなた

はーい。お砂糖とか
ミルクとかレモンは?

るぅと
るぅと
じゃあミルクを下さい((ニコ
おうっ…天使っ…!!←
朝から天使を拝めるなんて…今日死ぬかも。
紅茶は本格的にティーパックから。
茶葉は私の好きなダージリンティーだが…
るぅちゃんと紅茶。うーん、似合うな。
絵になるってこういうことを言うんだね!
るぅと
るぅと
いい匂いですね…
一度匂いを嗅いでからひとくち飲む。
うわぁ、王子だ…王子ってああいう人を言うんだな、きっと。
莉犬くん
莉犬くん
俺には牛乳ちょーだい!
あっためてくれる…??
あなた

うっ…温めるよ全然

上目遣いにお願いできる…??はズルいよ。
リスナーだからそういう扱いすれば言うこと聞くと思ってるんでしょ!!
まぁ、聞きますけれども!!←

レンジで牛乳を温め、砂糖を適量。
料理とはまた別ないい匂いが立ち込めた。
ななもり。
ななもり。
あの三人を起こしに行くの
今日は誰にする??
るぅと
るぅと
昨日起こしたのは僕ですから
今度は莉犬が行ってください
莉犬くん
莉犬くん
えーっ、あの三人
めんどいから嫌だ~…
うげーっ、とあからさまに嫌そうな顔をする莉犬にぃ。
あなた

三人?

莉犬くん
莉犬くん
うん。変態組だよ
ななもり。
ななもり。
あの三人寝起きが悪くて、
今日も起こさなきゃ多分
九時くらいまで寝てるよ
あなた

えぇ…

ちょっと意外…でもないか。
寝起き配信とかしてるしね、三人ともw
るぅと
るぅと
僕達が起こしに
行ってるんですけど…
なかなか起きないから
面倒なんですよねぇ~
あなた

へぇ…私が起こしに行こっか?

莉犬くん
莉犬くん
いいの?
やったー、とバンザイする莉犬にぃ。
そ、そんなに嫌だったのかな、あの三人
起こしに行くの。
ちょっと怖くなってきたぞ…??

プリ小説オーディオドラマ