第35話

32
957
2021/08/12 13:27
研磨side
あなたに殴りかかってきた女子がどこかへ行った後、あなたは泣いた。そして、泣き疲れたのか眠ってしまった。
孤爪研磨
孤爪研磨
寝た...。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
本当にコイツはよく寝るな。
夜久衛輔
夜久衛輔
起きるまで傍にいてやるか。
夜久くんの言葉で、おれ達はあなたが起きるまで待っていることにした。
それにしても、あの女子のあなたに対しての態度は尋常じゃなかった。
孤爪研磨
孤爪研磨
あなた...大丈夫かな。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
どういう意味だ?
孤爪研磨
孤爪研磨
これから先あの女子に虐められないか。
夜久衛輔
夜久衛輔
そうだよな...。
今回の件で、あなたが安心してクラスに居られるか分からない。
もしかしたらもう既にあの女子がクラス中を味方にしているかもしれない。
夜久衛輔
夜久衛輔
研磨、あなたと違うクラスだしな...。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
そうなんだよな...。
同じクラスならまだ少し安心なんだけど。
そう、おれは3組、あなたは4組。山本も福永もあなたとは違うクラスだ。
おれはあなたと隣ではあるけど、体育とかが合同なだけで会ったりはしない。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
とりあえず、何も起きないことを祈るしかないな。
おれと夜久くんは同時に頷いた。
孤爪研磨
孤爪研磨
(必ず、何があっても守るから。あなた。)
そう思いながら、おれはあなたの頬をそっと撫でた。






✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
少し短いです!
♡と☆お願いです!

プリ小説オーディオドラマ