第67話

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2021/08/29 12:33
あなたside
今日は、私の両親と会う日。
孤爪研磨
孤爪研磨
あなた、大丈夫...?
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
うん...。
昨日、研磨と両思いになった私は、あるお願いをした。
それは『私の両親に、一緒に会ってほしい』と言うお願い。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
ありがとう...。一緒に居てくれて。
孤爪研磨
孤爪研磨
別に...あなたのためだから。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
ふふ...ありがとう。
研磨と先生と待ち合わせの喫茶店で待っていると、誰かが来た。
(なまえ)の母
あなたの母
遅れてすみません。
(なまえ)の父
あなたの父
音駒高校の教師さんでしょうか?
保健室の先生
保健室の先生
はい。保健教諭をしているものです。
あなたさんを預かっている者です。
あの人たちが...私の...。
(なまえ)の母
あなたの母
あなた...?あなたなの...?
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
あ...はい...。
そう返事をすると、私に抱きついてきた。
(なまえ)の母
あなたの母
よかった...!やっと見つけた...!心配したのよ...!よかった...!
(なまえ)の父
あなたの父
あなた...!
怖い。聞くのが怖い。この人達が、本当に私の両親なのか。
孤爪研磨
孤爪研磨
...あなた。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
...研磨?
私の耳元に来ると
孤爪研磨
孤爪研磨
大丈夫。大丈夫だよ。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
...うん...!
研磨が居てくれて、本当に良かった。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
あの...。
(なまえ)の母
あなたの母
何...?どうしたのあなた。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
...あなた達が...本当に...私の両親、何ですか...?
女の人の顔が変わった。
(なまえ)の母
あなたの母
...どうしたのあなた。
保健室の先生
保健室の先生
...お母さん、伝え忘れていましたが、あなたさんは記憶を無くしているんです。
(なまえ)の母
あなたの母
そんな...。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
本当に...ごめんなさい...。
やっぱり...悲しいよね。
でも、女の人から返ってきた言葉は、私の予想とは違った。
(なまえ)の母
あなたの母
...記憶を無くしているのに...ごめんねあなた。とっても辛かったでしょ?苦しかったでしょ?悲しかったでしょ。傍に居てあげられなくて、ごめんね。
(なまえ)の父
あなたの父
ああ。本当にごめんな。あなた。
この人達は...本当に...!
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
...ッお父さん...!お母さん...!
(なまえ)の母
あなたの母
あなた!
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
ごめんなさい、ごめんなさい...!
疑ったりして...本当にごめんなさい...!
(なまえ)の母
あなたの母
良いのよあなた。あなたがこうして...私達のことを思い出してくれたのだから。
(なまえ)の父
あなたの父
思い出してくれてありがとう、あなた。
周りの人の目も気にせず、私は泣いた。
その度に研磨が頭を撫でてくれて。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
本当にッ...ありがとうございます...!みんなッ...!











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