第32話

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2021/08/10 12:51
あなたside
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
皆さん...!
孤爪研磨
孤爪研磨
あなたに何してんの?
モブ子1
モブ子1
な、孤爪くん?!
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
俺らもいますよ〜?
モブ子1
モブ子1
く、黒尾先輩...夜久先輩...!
夜久衛輔
夜久衛輔
あなた、大丈夫か?
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
あ、はい...。
みんなが来てくれたお陰で、かろうじて殴られはしなかった。
しかし。
モブ子1
モブ子1
ヒックヒック...黒尾先輩...。私、この子に虐められてるんです...。
え...?今、なんて...?
モブ子1
モブ子1
いきなりあなたさんにここに連れてかれて...。
そんなことを言いながら、孤爪くんに近づいて行った。
孤爪研磨
孤爪研磨
ねえ、気持ち悪い。離れて。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
俺はあなたがそんなことをするなんて思っていないけど?
夜久衛輔
夜久衛輔
俺もだ。
孤爪研磨
孤爪研磨
あなた、怖がらないでいいから本当のことを教えて?
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
...はい。
孤爪くんにそう促され、私は話そうとした。
その時。
モブ子1
モブ子1
皆さん!この子が言うことは全て嘘よ!
...なんで、そういうことを言うのかな。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
嘘かどうかは俺達があなたの話を聞いて考える。
夜久衛輔
夜久衛輔
だからあなた。教えてくれ。
孤爪くんがモブ子ちゃんを抑えていたから、幸い落ち着いて話すことは出来た。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
ふーん...なるほどな...。
夜久衛輔
夜久衛輔
今の話を聞く限り、お前があなたを連れてきたんだろ?
モブ子1
モブ子1
そんなことするわけ無いじゃないですか!
さらにモブ子ちゃんの言い訳は続く。
モブ子1
モブ子1
あの女が私を此処に連れてきて殴りかかろうとしてきたんです!皆さんが来る前に!
孤爪研磨
孤爪研磨
あなたはそんなことする子じゃない。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
ああ、俺達がよく分かってる。
夜久衛輔
夜久衛輔
あなたはいつも一生懸命にマネージャー業をしている。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
それに、記憶がないからってそんな乱暴なことはしない。
孤爪研磨
孤爪研磨
絶対しない。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
皆さん...。
モブ子1
モブ子1
そんなの、皆さんの前だからって猫かぶっているだけでしょ!
そう言いながら私を睨みつけた。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
...してない...。
モブ子1
モブ子1
あ?
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
そんなことは、私は絶対にしません。
モブ子1
モブ子1
ッムカつくんだよ!お前!
ムカつくとか、そんなことはどうでもいい。私は、
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
誰がなんと言おうと、私は音駒高校のバレーボール部のマネージャーです。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
バレー部の皆さんに支えられて、今の私がいます。
それをあなたにどうこう言われる筋合いはありません。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
...決まったな。
孤爪研磨
孤爪研磨
今までの全部、動画に撮ったから。
夜久衛輔
夜久衛輔
これを先生に見せられたくなかったら、二度とあなたに関わるなよ。
モブ子1
モブ子1
ッ...分かったわよ。でも、アンタだけは許さないから。
そう言い、モブ子ちゃんは去っていった。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
あなた、大丈夫か?何かされてないか?
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
...はい...。
そう返事したものの
孤爪研磨
孤爪研磨
!あなた...。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
え...?
夜久衛輔
夜久衛輔
え?って...お前、泣いてるぞ。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
え...嘘...何でだろう...。
そう言うと
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
?!
みんなが私の頭をポンポンした。
どんどん涙が溢れてくる。
気づいたら、私は声を出して泣いていた。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
ぅ、ぅぅぅ...。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
よく頑張ったな、あなた。
夜久衛輔
夜久衛輔
おう、えらいえらい。
孤爪研磨
孤爪研磨
気が済むまで泣いていいよ。
それから何分ぐらい経った頃だろうか。
斉藤 (なまえ)
斉藤 あなた
スースー...。
孤爪研磨
孤爪研磨
寝た...。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
本当にコイツはよく寝るな。
夜久衛輔
夜久衛輔
起きるまで傍にいてやるか。
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
そうだな...。






✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
本当にあなたちゃんよく寝かしてしまう...。
♡と☆お願いです!

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