ま、まぁそうなるよね……
初めて見た人が自分の名前知ってたらめっちゃビビるもんね……
でもこういうのよく小説とか、漫画とかで見ない?
神社に行く途中なんの会話もなく2人でとぼとぼ歩いてました。
気まずい……
でも霊夢さん優しいなぁ……
空飛んだ方が早いのに…私に合わせてくれてるのかな……?
歩いていると、
と、声をかけてくれた。
顔を上げてみると
私は目の前の階段にそう声を上げてしまった
私はここで、「はい、知ってます」というか、迷った。
普通の人はここで「え?!空飛べるんですか?!」と驚くのが普通なんだろうけど……
私はどうしよう。
でも、もう驚かさなくもないし……
少しシラを切ってみた
少しドヤ顔してる……可愛い……
あ。全部知っちゃってます……
そう言い残すと霊夢さんは軽くフワッと浮いて行ってしまった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!