〔〕←テヒョン
にしてもうさぎの猫に対する警戒心すごいなぁなんて考えながら猫を撫でる少女
「テヒョンはうさぎを食べたりしないもんねー?」
って言いながら鼻と鼻すりすりしてたら急に腕にさっきとは全く違うすごい重量感が、、
「(なにこの重量感)」
目を開けるとそこにはニコニコのお兄さん
意識停止
イケメンに弱い少女は泡吹く寸前

〔こんにちはお嬢さん〕
「(え、誰このイケメン。もしかしてうさぎと同じ
特殊能力持ってんの?このイケメン)」
〔あれ?固まっちゃった〕
顔覗き込まれるからもうあたまの中お花畑状態
「あの、どちら様でしょう」
〔んん?テヒョンだよ?〕
「えっと、あの、ね、、、猫?」
〔そう!僕は猫!〕
「え知らない知らない知らない」
「こんなイケメンじゃないようちの猫は」
「こんな背も高くないしこんなイケボじゃないし」
〔あはは、すごい褒めてくれるね〕
〔あなたちゃん、優しい子なんだね〕
「(あ、今日私の命日?)」
「えっと、テヒョンさんも擬人化できるんですか?」
〔うん!そうみたいだね!〕
〔あ、あと、テヒョンさんはダメ。他の呼び方!〕
「テヒョンくん、テヒョン、テヒョナ、テテ、、」
「あ、おいくつですか?」
〔人間の年齢だと24歳かな?〕
「やっぱ年上ですよね」
〔でも、タメ口がいいな?距離感感じるもん〕
「で、では、お言葉に甘えて」
「テヒョナオッパ、?」
〔(え無理可愛いじゃん殺す気ですかああ?)〕
〔お、おお、それいいじゃん?〕
「じゃあ、テヒョナオッパって呼ぶね」
少女は自分で気付いてないけど男落とすのが上手いんです。びっくりするくらい。自覚ないのにすごい
顔も可愛いし、何より笑顔が可愛すぎるのが罪
〔あなたちゃん、可愛い〕
「ふぁ!?」
〔反応面白い笑〕
「テヒョナオッパも、カッコいい」
〔えへへ(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い)〕
さて、うさぎはどうするでしょうか
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。