in 個別室
医者「これはとても珍しい症状なんですが、打ちどころが悪く一部の記憶だけ無くなってしまっている状態です。」
西畑「徐々に思い出すんですよね?」
医者「すぐに思い出すこともあれば、数年、数十年かかる場合、思い出さない場合などいろんな場合があると想定されます。」
藤原「そうなんですね…いつまで入院ですか?」
医者「傷はかすり傷くらいですし、頭の損傷も軽いので明日には退院できますよ。」
大橋「そうですか。ありがとうございます。」
医者「それでは失礼します。」
ガラガラ バタン
………
マネ「活動のことやねんけど、今のところは長尾の記憶がないってことだけやから、芸能活動は続けられると思う」
西畑「そうですね。」
大西「少しずつ思い出してもらうために色々やってみよう?」
高橋「そうそう!俺らも手伝うし!!」
長尾「うん…ありがとう」
そうや。思い出してくれるかもしれん。
まだ、諦めたらあかん。
記憶を取り戻してみせる!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。