第6話

我慢は不要 ⅲ 🔞
2,206
2021/06/19 01:57
(今回はジェヒョクside)






アサヒの余裕のない表情が俺を余計に興奮させる



アサヒの全てが欲しい
今まで我慢していただけあって
制御がきかなくなってしまう




今日初めて自分の想いを伝えた


絶対に嫌われるだろうと覚悟していたのに
アサヒも俺のことを想っていてくれた










勢い余ってキスだけではなく、セックスもしたい




アサヒの今にも溶けてしまいそうな顔を
俺の目に焼き付けたい


他のやつにアサヒに奪われたくない
独占欲だって
時には大切だろう










「アサヒ...俺のこと怖い?」


口から思わずこぼれ出したのはその言葉だった







独占欲は、ある
しかしアサヒが辛かったり苦しいのは
絶対に嫌だ



さっきは自分が制御できずに
激しく攻めてしまったのを
後悔している気持ちを隠せずにいられなかった

男らしくないこんな俺を
アサヒは本当に良いとおもってくれているのか?










アサヒの頬は赤らんで
途切れつつも伝えてくれた







「ジェヒョクが、俺のこと好きでいて...くれて
 嬉しい、から...怖くないよ」



そしてこう続けた











「はやく、挿入れて...?」










その言葉は
もう本当に俺を制御させないようにするかのように
俺を行動へと移させた







「じゃあ、お望み通りに
 優しくできなくても怒らない?」




アサヒの細くて白い腰を
指で丁寧になぞる




アサヒのからだがビクッと揺れる



「アッ...ジェヒョクっ、はやくしてぇ」




「なんか焦らしたくなるなぁ
 じゃあ、1回キスしてから」




「チュ、チュ...んあ、ああ...キスだけでイッちゃ
 う...」



「挿入れてからにしてよ」










俺は少し笑ってから
俺のモノをアサヒの秘部にあてがう




アサヒのそこはもう完全に濡れていた







俺のをゆっくりと飲み込ませる







快楽に溺れるのを
まだ怖がるように
アサヒがシーツをギュッと握り締める




「ああっ、やばぁ...どんどんジェヒョクの、欲
 しくって...んんっ」



「アサヒのナカ、すごすぎ
 めっちゃ飲み込んで、んっ...溶かされそう
 ...」




奥に行けば行くほど
アサヒが俺のを締め付けて離そうとしない





「アサヒ、動くよ」




俺はゆっくりした動きをやめて
アサヒを快楽に溺れさせようと
腰を強く打ち付ける




「ああっ、あっ、そこ突かれたらっ...!
 いやぁ、壊れひゃうぅ!んあぁっ」


「俺のが、欲しかったんだろ
 んはぁ...もっと奥まで突いてあげるからっ」








優しくなんて
できない





奥を突いている間も
激しくキスをする




「チュチュ...ジュルジュルジュル、んあぁ、チュ...
 ジュルジュル、はぁっ、チュ」





もうどちらの吐息なのか
どちらの喘ぎ声なのかわからないくらい
こんがらがって部屋に漂い続ける甘ったるい雰囲気









「ジェヒョク、もうダメ、ああぁイッちゃうぅ
 ...」


「んあっアサヒやばい
 俺も...あっ...アサヒ、一緒に、イこ」









激しくぶつかり合うからだの音も
部屋に響き渡る










「アサヒっ、射精すよ」


「ああっ、んあぁもうイクっ
 イッひゃうぅ...あああぁ...!」



















2人とも一緒に果てた









この世に俺とアサヒしかいないかのような
そんな不思議な感覚が続く





アサヒのからだは力が入らず
そして小刻みに
快楽の余韻に浸るように揺れていた














余裕がないのは
俺も一緒だった






アサヒとこんなふうに繋がることができるなんて、夢のようで










俺の目から
涙が1粒
アサヒの赤らんだ頬に落ちる















「アサヒ...愛してる
 本当に、本当に愛してる」








アサヒは何も言わなかったけど
微かに笑顔を浮かべて

俺の目から次々と溢れる涙を


ただただ
見守っていた



















「ジェヒョク、俺も愛してる」










消えてなくなりそうな声で

そんな言葉が聞こえた気がした


















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