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2021/08/01

第19話

No.19
あなた

勝己くん!こっちにクラゲがいるよ!








館内は涼しくて快適。





入口のすぐ近くにはクラゲが泳いでおり、私はすぐに駆け寄った。







爆豪勝己
ガキかよ
あなた

ガキじゃないし

爆豪勝己
へーへー







もう。





勝己くんは私の元へ歩いてくると、クラゲがいる水槽の中を見つめる。







あなた

ほら、綺麗でしょ?

爆豪勝己
なんでテメェがドヤっとんだ







ドヤ顔で言う私に、勝己くんは呆れたような目を向けてくる。





別にいいじゃん、綺麗なんだし。







あなた

すごいね!ライトアップされてるから余計に綺麗に見えるよ!

爆豪勝己
そーかよ







さまざまな色でライトアップされているクラゲは、いろんな色で光っていて綺麗だった。





夢中でクラゲの水槽を見つめている私に、勝己くんがぼそりと呟く。







爆豪勝己
...テメェの方が綺麗だろが







小さな声に反応し、私は彼の方を見る。







あなた

勝己くん?なにか言った?

爆豪勝己
んでもねーよ。他まわるぞ
あなた

うん、行こっか








彼がなにを言ったのかは、私には聞き取れなかった。





まあ、いっか。





クラゲの写真を一枚撮って、私たちはその場を離れる。





と、







あなた

あ、すみません!








どん、と誰かにぶつかり、慌てて頭を下げる。





相手もぺこぺこと申し訳なさそうに頭を下げて、同じ言葉を口にする。





お互いにぶつかってしまったことを謝ってから、相手はその場から離れていく。





水族館だもの、人は多いよね。





ぶつからないように気をつけないと。







あなた

ごめんね勝己くん。行こっか

爆豪勝己
...
あなた

勝己くん?








先程の様子を見ていた勝己くんは、駆け寄ってきた私を黙って見つめる。





どうしたのかな。





思わず頭上にハテナマークを浮かべる、と。







爆豪勝己
あなた
あなた

なに?

爆豪勝己
あなた

...?








突然、右手をこちらに差し出してきた。





わけがわからずきょとんとしていると、彼は軽くため息をついた。





それから、再び少し呆れたような目をこちらに向けてくる。







爆豪勝己
...手
あなた

手?

爆豪勝己
人多いだろーが。迷子とかになられっと困んだよ
あなた








それを聞いて、ようやく彼の言葉の意味を理解する。





人が多くて迷子になるかもしれないから、手を繋ごう、と。





そう言ってくれているのだ、彼は。







爆豪勝己
わかったらはよしろ
あなた

う、うん...








差し出された彼の右手に、恐る恐る左手で触れる。





そうすれば、すぐに彼の手が私の手を包み込んだ。







爆豪勝己
離すンじゃねえぞ







そう言うと、彼はぎゅ、と自身の指と私の指を絡めてくる。





恋人繋ぎだ。





少し乱暴な口調とは裏腹に、私の手を握る力はとても優しい。







"離れないよ"







私は彼の言葉に返すようにして、繋がれた手に少しだけ力を込めた。