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2021/07/13

第10話

No.10
芦戸三奈
二人きりの空間は作れそう?
あなた

うん、それは大丈夫だよ








寮に帰ってから、女子たちがわっ、と集まってくる。





八百万さんがいれてくれた紅茶を飲みながら、芦戸ちゃんが言った。







芦戸三奈
じゃああとは、その時に言うだけだね
あなた

うん...

麗日お茶子
あなたちゃん?どうかしたん?







お茶子ちゃんが私の様子を見て、少し心配そうな声色で話しかけてくる。







あなた

どうやって言えばいいのかな、って...

葉隠透
普通に言ったらダメなの?
あなた

うーん...。タイミングとかもよくわかんないし、普通に名前呼びしたい、って言って素直にきいてくれるとは思えないんだよね








そう言うと、みんなは納得したような表情をうかべる。





今までの爆豪くんを見てきた彼女たちにとっても、彼がどんな対応をしてくるのかはだいたい目に見えているのだろう。





だからこそ、今のように必死に思考をめぐらせてくれるのだ。







蛙吹梅雨
正直、それ以外に思いつかないわ。それにこういうのは、あなたちゃんが自分の言葉で伝えるのが一番じゃないかしら
あなた

そ、うだよね...。うん、梅雨ちゃんの言う通りだよ








梅雨ちゃんの言葉を聞いて頷き、私は立ち上がる。







あなた

私、頑張ってみるよ

芦戸三奈
その意気だ〜!
八百万百
水瀬さんならきっと大丈夫ですわ
麗日お茶子
応援しとるよ!
葉隠透
なにかあったら言ってね!
あなた

ありがとう、みんな








そう言うと、みんなは嬉しそうに笑った。









***









緑谷出久
水瀬さん、ちょっといい?
あなた

なあに?緑谷くん








爆豪くんにどうやって伝えようか考えていると、緑谷くんが話しかけてきた。





緑谷くんは私の隣に座ると、こちらを見つめる。







緑谷出久
かっちゃんに名前呼んでもらいたいなら、自分から呼んでみたらいいんじゃないかな
あなた

え?

緑谷出久
ごめん。さっきの会話、聞いちゃったんだ。盗み聞きするつもりはなかったんだけど...
あなた

いや、いいよいいよ。気にしてないからさ








まあ結構聞こえる声で話してたし、別に聞かれたくない内容とかじゃないからいいんだけどね。







あなた

自分から呼んでみる、って...?

緑谷出久
うん、そのままの意味なんだけどね。かっちゃんてさ、負けず嫌いなところあるでしょ?だから先に名前呼べば、なにかしら言ってかっちゃんからも呼んでもらえるんじゃないかな、って思って







なるほど。





確かにそれは名案だね。







あなた

わかった、試してみるよ。ありがとう、緑谷くん

緑谷出久
どういたしまして。またなにかあったら言ってね
あなた

うん








緑谷くんは私を見て、にこりと笑った。





やっぱり緑谷くん、頼りになるなぁ。