無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

1,321
2021/09/08

第22話

No.22
あなた

あ、これ可愛い








あれから時間が流れ、あっという間に帰りの電車の時間まであと僅かになる。





最後は売店で、みんなへのお土産を選んでいた。





私はいろんな海の生物がプリントされているクッキー缶を手に取り、眺める。







あなた

勝己くんはどうするの?

爆豪勝己
んで俺があいつらに土産やんねぇといけねえんだよ
あなた

そんなこと言わないの。友達でしょ?








店内をうろうろしている勝己くんにそう言うと、彼はむすっ、と唇を尖らせる。







爆豪勝己
さっさと選べや
あなた

ん、ちょっとまっててね








そう言うと、勝己くんは意外とあっさり黙り込み、お土産を物色している私を見つめる。





うーん、どうしようかな。





このクッキーも可愛いけど、こっちのバームクーヘンとかもいいんだよね。





あ、でも均等に分けれるかどうかわかんないから、やっぱり小分けできるクッキーの方がいいかも。





さんざん悩んだあげく、結局私は先程のクッキー缶を手に取った。







あなた

勝己くん、お待たせ...あれ?








クッキー缶を手に取って振り返り、思わず声を上げる。





さっきまでいたはずの勝己くんの姿が、どこにも見当たらなかった。





どこいったんだろ。





私はずっとここにいたから迷子とかそんなんじゃないだろうし。





みんなへのお土産でも選んでるのかな。





そう思いながら、私は勝己くん探しがてら、店内をまわることにする。





溢れかえるたくさんの人たちと、たくさんの品物。





親子や学生、それからカップル。





いろんな人たちで溢れかえっている。





そんな中で、私はあるものを見つけて足を止めた。







あなた

わぁ、可愛い...!








私が見つけたものは、大きなペンギンのぬいぐるみ。





もふもふですっごく可愛いんだ。





でも、なかなかのお値段...。





まあ、そりゃそうだよね。





とりあえずみんなへのお土産は決まったし、これでいっか。





これ以上勝己くんを待たせるわけにもいかないものね。





その時だ。







爆豪勝己
おい
あなた

ひゃっ...なんだ、勝己くんか








急に声をかけられ、思わず肩を跳ねらせる。





振り返ると、そこには勝己くんがいつもの表情で立っていた。





びっくりした。







あなた

どこ行ってたの?

爆豪勝己
ぶらぶらしてた。で、テメェが買いてえモンは決まったんか
あなた

うん。バッチリだよ








そう言ってから、再度口を開く。







あなた

待たせちゃってごめんね。今お会計済ませてくるから、先に出てていいよ

爆豪勝己







そう言うと、彼は短い返事をして頷く。





そんな彼の反応を確認してから、私はレジの方へと歩き出した。