第17話

No.17
10,632
2021/08/11 16:34
上鳴電気
あれ?水瀬、なんかいつもと違くね?







朝。





昨日女子たちに似合うと言われた水色のワンピースを着て共有スペースに行くと、上鳴くんが私の姿を見るなりそう言った。







あなた

やっぱり、変...?

上鳴電気
いやいやそんなことねーよ!?めっちゃ可愛いじゃん!!
あなた

え、あ、ありがとう








素直に言われるとそれはそれでなんか照れるなあ。





と、







轟焦凍
お、水瀬。おはよう







まだ少し眠そうな轟くんが、あくびをしながら声をかけてくる。







あなた

おはよう轟くん。眠そうだね

轟焦凍
ああ、結構ねみぃ...







そう言って、轟くんは再びあくびをする。







轟焦凍
水瀬、そのワンピース...
あなた

あ、これね。女子たちに選ぶの手伝ってもらったの。変じゃないかな?

轟焦凍
変じゃねえ。似合ってるぞ







うーん、さすがはクラス屈指のイケメンボーイ。





髪が乱れてても絵になる。







轟焦凍
水瀬は今日、どこか行くのか?
あなた

あ、うん。実は勝己くんと...








そう言った、次の瞬間。





突然、誰かにぐいっ、と肩を引っ張られた。







爆豪勝己
こいつァ俺と出かけんだわ。てめぇこら半分野郎、ナンパしてんじゃねえぞ
轟焦凍
してねえ







私の背後にいたのは勝己くん。





轟くんはナンパするような人じゃないと思うけど...。







あなた

勝己くん。轟くんはナンパするような人じゃないよ

爆豪勝己
へーへー。オラ、もう行くぞ
轟焦凍
もう行くのか。早いんだな







そう言う轟くんは、相変わらずぽやぽやしている。





ぽやろきくんだ。







切島鋭児郎
お、爆豪と水瀬、もう行くのか?
あなた

うん。夕方には戻ると思うよ

切島鋭児郎
そっか!楽しんでこいよ!







そう言うと、切島くんはにかっ、と笑う。





なんとなく轟くんを見ると、彼も微笑んで頷いてくれた。







瀬呂範太
爆豪〜、水瀬のこと泣かせんなよ〜
爆豪勝己
うっせぇぞしょうゆ顔







少し離れたところから、瀬呂くんがそう言って私たちを見つめている。





それを聞いた勝己くんが言い返すと、瀬呂くんはいたずらっ子のように笑った。







爆豪勝己
...誰が泣かすかよ
あなた

勝己くん?なにか言った?

爆豪勝己
んでもねェわ







ぼそりと呟かれたひと言がよく聞き取れなくて尋ねるが、勝己くんはそう言って首を振る。





まあ、いっか。







飯田天哉
あまり遅くなってはいけないぞ!
爆豪勝己
わーっとるわクソメガネ!!
あなた

大丈夫だよ飯田くん。心配しないで








クソメガネと言った彼の脇腹を軽く突きながら、私は飯田くんにそう言って笑いかける。







上鳴電気
いってら〜
切島鋭児郎
楽しんでこいよ!
あなた

うん、行ってきます








みんなに見送られながら、私たちは2人揃って寮を出た。

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