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2021/09/09

第23話

No.23
あなた

あ、いたいた、勝己くん








売店の入口に立っていた勝己くんに駆け寄ると、彼はスマホから顔を上げてこちらに顔を向ける。







あなた

遅くなってごめんね

爆豪勝己
別に気にしてねぇわ







勝己くんはそう言うと、私の手元をじっ、と見つめる。





それからなぜか、黙り込んでしまった。







あなた

勝己くん...?

爆豪勝己
!...あー、悪ぃ。ちょっと便所行ってくる。テキトーにそこら辺座って待ってろ
あなた

あ、うん、わかった








勝己くんはそう言うと、どこかに向かって歩いていく。





私は近くにあったベンチに座り、自分のスマホをいじる。





メールしてくれれば、先にお手洗い行っててもよかったのに。





なんか、結構急だったような...。







あなた

...








まあでも、すぐに戻ってくるよね。





そう思い、私は大人しくベンチに座っていた。









***









あなた

遅いなぁ...








思わず呟いた。





あれから結構時間がたつけど、なかなか勝己くんが戻ってこない。





混んでるのかな。





電話をかけてみるが、出てくれない。





ほんとにどうしたんだろ。





なにかあったのかな。





そう思った、その時だった。







モブ
ねぇ君、ひとり?







知らない男の人が、話しかけてきた。








あなた

え、あの...

モブ
俺と一緒に遊ばない?
あなた

いや、私は...








こういう時、どう対応すればいいんだろ。





てかこれ、ナンパ、ってやつだよね?







あなた

わ、私、人を待ってるので...

モブ
えー、別にいいじゃん。ちょっと俺に付き合ってくれればいいだけだからさ







一旦離れようとして立ち上がると、男の人が、逃がさないとでもいうように私の腕を掴んだ。







あなた

は、離してください

モブ
来てくれるんなら離してあげるよ
あなた

い、嫌です...っ








そう言っているのに、男の人は私の言葉など構わず、強引に腕を引っ張ってくる。





どうやら無理やりにでも連れていくつもりらしい。







あなた

いや、っ...勝己くん...








成人男性の力には、とてもじゃないが敵わない。





思わず泣きそうになり、彼の名前を呟いた。





その時だ。







爆豪勝己
テメェ...なにしてやがる







そんな声が聞こえたとともに、ぐいっ、と腕が強い力で引っ張られる。





それから、大きな胸の中に抱きしめられた。