目を開けると、さっきまでとは違う光景が
広がっていて
今、自分がいる場所がユンギさんの部屋だと
気づくのにそう時間は掛からなかった
もう外は、真っ暗で風の音も雨の音もしなく
なっていた
ガチャン
部屋の扉が開く
「怒られる」直感的にそう思った
だって、世界でトップを争うアイドのベット
に寝てるなんて……いくらマネージャーでも
あってはいけない事だ…
勢い良くベットから降りようとしたせいで、手が滑って
ベットから落ちた…はず…
あれっ痛くないって、私ユンギさんに
抱きしめられてる!?
少し、申し訳なさそうにしてるユンギさんは
多分、「触れてはいけない」事を思い出したん
だと思う
そう言うとそっと手を話してくれた
そうだよね…急に目の前で意味不明な事言って
泣き出したらそりゃ心配するよなぁ…w
本当は、会いたくない…だって会ったら絶対に
あの事を話さないといけなくなるから…
でも皆に心配かけるほうが嫌だった
そう言うとユンギさんは皆を呼びに、行った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!