ガチャン
おっ帰ってきたみたいだな…
いつものように笑顔で玄関へ向かう
申し訳なさそうにジンさんが謝っている
急いで作ったご飯だから、少し不安だけどね…
リビングにて
食べ物の事になると本当に2人とも早いん
だからw
ちょっテヒョンさんつまみ食いしてるw
全員集まったみたい…
ご飯の最中は、たわいもない会話をした
撮影の時の笑い話とか…ん?…撮影?
そう言えばなんで撮影が無くなったんだ?
なにげなく、聞いてみる
ママッパパッ止めてッ…
「早く外にでなさい!」
ごっごめんなさいッ
『汚ぇな泣くなよ』
ゴンッ
痛いッご、ごめんなさいッ
「謝るなら早く外でろよ!」
ガラガラ ピシャ
ごめんなさいッ…
ママッパパッお願いッ入れてッ
もう悪い事しないからッ
良い子でいるから…
ピカッ ゴロゴロッ⚡
いやぁぁぁぁぁぁぁ
ママッパパッごめんなさい
ごめんなさッ
あ……た…
あ…な…
あ…な…た…
ジミンさんに、呼ばれて前を見ると
メンバー全員が私の方を向いていた
ホソクさんに言われて、目の周りを触って
みると、手に水滴がついた
急いで涙をふいて、笑顔を作る
それでも、心配そうに私を見てくる
メンバーに……この空気に耐えられなくなった
私は、急いでリビングを出て洗面所へと
駆け込んだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。