第3話

Vol.2 転校生
2,792
2021/02/27 14:15
〜侑side〜





モブ1「なぁ、宮聞いた?」





入学式が終わり、教室でのんびりとしているとクラスの奴が話し掛けてきた。





侑「何をや?」



モブ1「3年の看護科に転校生が来たらしいで、東京・・から。せや、絶世の美女やとか!!!今日、初日早々告白されまくっとったわ。まぁ、全部断ったらしいけどな。俺も会いに行ってみようかなぁ...





段々とモブの声が遠のいていく。



東京から転校生?



しかも美女?










まさか_______





いや、そんな奇跡みたいんことある訳が無い。



ホンマにその美女があなたさんやったら神様かみさんマジ神やん。←←←






首を左右に振って疑念を振り払った。





侑「ほな、部活行くな」





モブ1「おう、頑張れや〜」





カバンを肩にかけて教室にかかとを向けた。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼



部活______。





今日も今日とてブタ共がギャラリーと体育館サイドのスライドドアを囲んでいる。



甲高かんだかい声で叫びながら。





あなたさんやったらさわがず汗水流して働き回っとるんやろな。



あの無邪気むじゃきな笑顔で笑いかけてアドバイスを丁寧にしてくれるんやろな。





北「侑、手ぇ止まってんで。体調悪いんか?」





考え込んでいたら主将の北信介さんに言われた。





侑「すんません、なんでもないです!」



北「ほな、よかったわ。練習移り」



侑「はい!」





北さん...



今日も圧がお強いです______。

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