第6話

忘れないよ、いつまでも。#2
345
2019/04/03 01:05
それから3ヶ月。
えいちゃんが現れることはまだなかった。
((えいちゃん、もう成仏しちゃったのかな))
そう考えながらソファから立ち上がろうとしたとき、
ガタンッ
後ろの棚から本が落ちる音がした。
あなた「なによ急に。。」
そして後ろを振り向くとそこには、、
エイジ「よっ」

えいちゃんがいた。
あなた「え、えいちゃん、、?(泣)」

エイジ「おいおいおい泣くなよ~笑」

あなた「だって、!もうえいちゃん来ないかと思った」

エイジ「成仏したかと思った?笑」

あなた「...もう!心配させないでよ...」
あなた「えいちゃん、前より体が薄くなったね」

エイジ「多分成仏はそろそろだな」

あなた「そっか...もう行っちゃうんだね」


...



エイジ「なぁ、俺、思い出した、やり残したこと」

“お前にありがとうって言えなかったこと”

あなた「そうなの...?」

エイジ「最後にありがとうって言えなくてごめんな。あなたには迷惑かけてばっかりだったし喧嘩もたくさんして大変だったよな。」

あなた「えいちゃん...」

エイジ「わがままばっかり言って、あなたを困らせてほんとにごめん。こんな俺と一緒にいてくれて嬉しかった。」

“ありがとう”

あなた「いいよそんなの。私こそ仕事大変なのに気使ってあげられなくてごめん。」

エイジ「気にすんなよそんなの...」

あなた「何もしてあげられなかった。いつも困らせてたのは私だった。喧嘩の原因も私だったよ。でもこんな私と一緒にいてくれた優しい人を彼氏にできた私は幸せだよ。」

“こっちこそありがとう”


...


エイジ「これで済んだよ、ありがとう」

あなた「うん、向こうでも元気でね」
「もう会えないんだよね...?」

エイジ「そうだな、成仏しちまうからな」
「でも俺が長い旅行に出てる気分でいればいいさ。俺はいつでもお前のこと見てるから。な?」

あなた「分かった、そうするね」
エイジ「もう行く時間だ、じゃあな」

あなた「...さよなら、えいちゃん」

エイジ「さよならって言うな!“また会おう”って言え」

あなた「...(泣)もう泣かせに来ないでよ...分かった」

“また会おうね、えいちゃん”

“おう、約束な”
そう言うとえいちゃんは
星屑になって空に消えていった。


...


えいちゃん、聞こえてますか?
忘れてないよ、最後の一言。
“さよなら”じゃなくて“また会おう”
長旅疲れたら、たまには帰っておいでね。
大好きだよ。
今までもこれからもずっと。



┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈
最後まで読んでいただきありがとうございました☺︎︎
どうでしたでしょうか...?

実はこのお話は
私が実際に見た夢のお話を
少しリメイクした作品にしました。



私もまだ立ち直れていない部分も
ほんの少しだけあります。

でもえいちゃんはいつでも
みんなのこと見てると思います。

だからこのお話を読んで
皆さんには少し楽になって頂けたら、と思います。

えいちゃんのことだから
きっともう友達でも作って遊んでいるんじゃないかな。笑


これからも4人のアバンティーズ、
応援し続けましょう!!


次回のお話もよろしくお願いします🙇💓

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