第23話

おかえり (エイジ)
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2019/08/15 14:30
⚠少し不謹慎と思われる表現があります。

苦手な方はお戻りください。











あなた「暑っついな、外出よ」



今年の夏はいつもより暑い。
風に当たらないとやっていけない。
そんなことを考えていたら
ポツポツと雨が降ってきた。
あなた「また雨だ、、」


?「ねぇ」

後ろから声がした。
あなた「え、誰? 怖いからやめて!!」

?「目閉じて」

あなた「だから誰!?」

?「いいから早く目閉じろ」
声の主は誰か分からないが
目を閉じろとしつこく言うので
私は仕方なく目を閉じた。
?「目開けていいよ」
目を開けると
そこには赤髪の人が立っていた。
あなた「えいちゃん!?」

エイジ「ただいま、お盆だから帰ってきた」
エイジ「今年の夏暑いのな」

あなた「暑さ感じるの?」

エイジ「感じないけどみんなの行動見てれば分かる」

あなた「へ~そっか」
「今年は雨多いよ」

エイジ「梅雨明け遅かったよな」
エイジ「俺さ、この雨止んだら戻らないといけないんだ」

あなた「え、、?」

エイジ「そう言われてるから仕方がないんだ」

あなた「そんなの分かってるけど、、離れたくない」

エイジ「、、そんなの俺もだよ、できればもっと長くいたい」
エイジの頬に涙がつたった。
エイジ「まだまだやりたいことたっくさんあった」
「まだまだみんなと一緒に居たかった」
「でも後はメンバーに任せる、あの3人ならできる」
そう言うとエイジは流れた涙を拭った。



空が少し明るくなってきて、雨が止んだ。
エイジ「、、じゃあ行くな」

あなた「うん、、また来年ね」

エイジ「あぁ、来年また来るな」
バッ
私はエイジの袖を掴んだ。
あなた「、、行かないで、行かないで」

エイジ「、、ふふ、大丈夫だよ、必ず来るから」

あなた「じゃあ最後にこれだけ、、」



あなた「ありがとう」


エイジ「、、じゃあな、空から見てっから」
そう言うとエイジは静かに消えていった。





ま た 来 年 来 て ね




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最後まで読んでくださりありがとうございました!
今回は少し暗めの内容になってましまいましたが
これだけはえいちゃんが帰ってくるであろうお盆中に書きたいと思っていました。(ギリギリ)




どうしてもたまに後ろを向きたくなってしまうときもあり、「本当にいないのだろうか」そんなことを考えてしまうこともまだ少なからずあります。
でもえいちゃんは私たちのことを呑気に空から見てるのかなって考えたら、少し楽です。笑
また来年帰ってくるといいな。
気まぐれだから帰ってくるかわかんないけど笑
次回もよろしくお願いします!!

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