第7話

6話
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2023/03/11 03:13
ちょっと出ていこうとしてた時、歩いてる奴がいた。


菫
あれって……
菫
花珠ってやつだったかな。

snowdeliveryの最年少。
翡翠(鬼灯)の次に頭がいい。
遠距離派のタイプか。

鬼灯が起こした7人目の事件の被害者。

周りから見たら、可哀想な人だけど、それが真実かどうか知るのは奴らじゃない。


俺ら・・・なんだ。
菫
俺らに光を見せてくれた鬼灯のためにも、頑張らなくちゃな。

普通に歩いてたけど、全く気づく気配も無い。
まだ昔引き摺ってんのかな。
菫
もうすぐ予想もできない大事件が起きるのにね。


話は付けてきた。
力を貸してほしいと言えばイチコロ。

まさか、殺されることになるとは思ってもねぇだろうけど。
菫
悪いね。俺らの駒になってもらうよ。
菫
あいつらに真実を見せるためのね。


鬼灯は

親がいない。



そんな事実はみんな知ってるよね。



何故かわかる?







鬼灯の親は最凶の殺し屋じゃなくて、あるヤツらに殺されたから。


鬼灯はそいつらを探してるんだ。
菫
あ、
菫
玫瑰。どうしたの?
玫瑰
玫瑰
終わったの?仕事。
菫
おう。1発よ。
玫瑰
玫瑰
なら、また動けるね。
菫
あのさ、その事なんだけど。
菫
鬼灯に頼んで、盗聴器仕掛けない?
玫瑰
玫瑰
疑心暗鬼に陥らせるってこと?
菫
そういうこと。
その上から鬼灯の誘拐をでっちあげる。
菫
鬼灯が怪しまれてたとしたら、助けに来ないよね。
それなら鬼灯がこっちで動くことになる。
そうすれば直接潰せに行ける。
助けに来ればそこで殺せる。どう?
玫瑰
玫瑰
ありだね。鬼灯に掛け合ってみる。
菫
俺もする!
玫瑰
玫瑰
分かった。なら今日の夜ね。
あ、知らない間に居なくなってる。

楽しみですね?snowdeliveryさん?

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