第24話

Air(KEN.M)②
1,473
2018/10/09 13:26
君に「愛してる」と言うよ

言葉にして

ごめんね、僕(私)の愛しい人

今すぐにも

君は、僕(私)の愛そのもの

伝えなくちゃ

心の思いは見えないから

不安な気持ちは見えないから

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(三宅side)

あなたは次の日3日間出張へ行った。

朝起きるともうとなりにあなたの温もりはなくてリビングのテーブルの上にメモ

一枚、
あなた

「3日間出張へ行ってきます!
ご飯、冷蔵庫に何品かつくっておいたから温めて食べてね。
健君も仕事頑張って!
では行って参りますww
           あなたより」  

三宅
三宅
ふふっ、あなたらしい。
「行って参る」ってww
あなたはいつも俺がいない間どうしてるんだろう。

あなたは一ヶ月だって家で我慢してることもあるのに。

すごいと思う。

俺はたったの3日だけなのに。

ねぇどうして?




その日俺は仕事を終えてご飯を食べて寝ようとした。

作り置きのご飯でさえとてもおいしかった。
三宅
三宅
はぁー。早く3日たたないかなぁ。
俺はベッドにダイブしながら呟いた。

その時ふとサイドテーブルに置いてある二つの指輪がキラリと光り、目に映った。

あの指輪って…
三宅
三宅
付き合ってすぐのあなたの誕生日にあげた…
「お揃いのリング」
~過去~
三宅
三宅
はい!どーぞ、誕生日プレゼント!
俺とお揃いだからねっ!
あなた

わぁ✨キレイ!
ありがとう!大事にする!

三宅
三宅
うん!
あなた

汚れちゃ嫌だから本当に大事なときにつけるね!

~~~
そう言って二つ一緒に置いといたんだ。




もう一度あの頃に戻れたらな。

まだ大切なもの届けられてない。



あの頃はあたりまえの日常が輝いていた。

あの日から数日後、あなたは俺に抱きつきながら泣いて職場の愚痴を言ってい

た。

付き合ってから初めてあなたの涙を見た。

その時俺は思ったんだ。































俺は君に笑顔をあげる

   「光」

  になるって。

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