第3話

かなちみからの
2,521
2020/02/16 11:38
はいどーもどーも
実は自分ぼっちです
学校で友達がいまちぇーん
有名人ですよ?
テレビとかめっちゃ出てるもん!
でもな、話しかけられへんねん
なんでかって?
うちが聞きたいわ
アニメとか漫画は有名人と同じ学校やと
「キャーーこっち向いて♥」とか言うやろ?
ないねんうちの学校
なんか…なんでやろな…
ぼっちってかなちい
いやぁ、神様…うちに友達をください
まだまだ自分が未熟なんやね
やからいつもイヤホンしておねんねちてます
何聞いてるかって?
アンパンマンマーチ♥←
うそうそ‪w
お兄ちゃんらの曲も聞くけど
髭男が好っきゃねん♥
割と最近ハマってんけど昔の曲もいい曲すぎて
泣ける
そういや髭男の人に憧れてうちも”あの”仕事しよう
って思えたんよな…
まぁ、小さい頃から歌だけが救いやったし
5歳の頃からGReeeeNさんの曲が大好きやった
髭男さんの曲に出会ったのは確か12歳
そっか12歳から”あの”仕事してたんか…
考えるより先に行動する人やから‪w
こう考えたら社長っていい人やな…
12歳で本当の家族もいないこんなうちを…
あぁ…


うちって色んな人に支えられて生きてんねんな
感謝して生きていかんとアカンな…
やべぇ眠い…
なんで急に眠くなるんやろか?
まぁ寝るねんけど















で、気づいたら隣にいたのは
かんかんに怒ってるおっさn…ゴッホン
先生の姿…
『あ、どーもです』
担任 「西畑💢お前自分の成績自覚してんのか?」
『うーん多分…』
担任 「じゃあなんでそんなに呑気に寝てられるんだ?」
『眠たいから…』
担任 「お前な…ただでさえ授業を受けられない時があるんだぞ?!この限られた時間の時だけでも精一杯勉強しようと思わないのか?!」
『はいはい』
担任 「なんやその態度…とにかく成績をあげてくれ…」
『いやです☆』
担任 「なんなんだお前は💢反省しろ💢」
『あ!先生!うち収録あるので!』
担任 「おい💢聞いてないぞ!」
『あるんですー!多分!!』
担任 「はぁ…」
『じゃあ!もう用意終わったんで帰りまーす☆』
担任 「もういい…授業の続きをはじめる…」
『では!さようならー』
廊下デス
うそですよー!!!
今日は収録なんて1ミリもありません
保健室行くか?
うんそうしよう
保健室にて
『せんせーいサボりに来ましたー』
シーン
『おらんのかー?』
『おーいばばあー?』
シーン
『なんやねんおらんのかいな』
『なんかかなちい』(本日2回目)
『一生このまま友達おらんまま過ごしていくんやろか?』
まぁなんでもいいわ
『後先考えてもめんどいだけ!寝よっと!』
そう思ってベッドに思いっきりダイブした
誰もいない保健室が静かすぎて萎える
なんか、かなちい…(本日3回目)
『友達が出来る方法知りたい』
小さい小さい声で言った…
うちは友達が1人もいない
幼稚園からずっと
幼稚園はまぁ施設おったしな…
小学校時は兄ちゃんが一緒におってくれたな…
でも小さい頃からお兄ちゃんは人気者やった
やから、うちなんかに構ってる暇なんかなかってん
ま、どっちにしろ1年だけやけどな…
それからぼっち
しいというなら保健室
暇があれば保健室行ってたな
小学校ん時の保健室の先生まだ生きてるかな←
『友達欲しい…』
心の底からそう思った
「作ればいいじゃないですか」
『誰やねん』
「友達欲しいんやったら作ればいいじゃないですか」
『なんや急に』
「友達1人もいないんですか?」
『多分?』
「幼稚園からずっと?」
『せやけど…なにか?』
「珍し」
『てか何?何の用?』
「ちょっと転けたから来ましたー」
『うち手当てとか出来へんしそこら辺座っとって』
「はーい」
『んじゃうち寝るな』
「あ!待ってくださいよ!」
『なに?』
「友達!多分ですけど先輩が友達って思ってないだけで相手は先輩の事友達って思ってるかもしれませんよ」
『…』
「それでも全然友達いないんやったら僕が友達になります!」
『なんで先輩って分かったん?』
「だって有名人ですよ!」
『あそうやったな』
「みんな結構噂してますよ!可愛いって!」
『そりゃ嬉しいな』
「先輩はなんで友達いないんですか?」
『なんでやろな?顔ブスやから?性格悪いから?』
「顔は可愛いじゃないですか!」
『ん?顔は?は?”は?”』
「はい!」
『なんやその顔…ムカつくな‪wイケメンなくせに』
「ありがとうございますー!」
『いえいえー💢』
「先生来る気配ないんで帰りますねー」
『待ってーな道枝くーん』
道枝 「名前知ってはったんですか」
『そりゃもちろん!君も有名人やよ?』
道枝 「先輩の方が有名ですよー!」
『道枝くんってグループやんな?』
道枝 「知ってますか!?」
『知ってるも何もー!‪w』
道枝 「あ!そっか!大吾くんの妹ー!」
『お兄ちゃんがお世話になってまーす‪w』
道枝 「いえいえー!こちらこそ!いつも大吾君にはお世話になってます!‪」
『友達っていいなってしみじみ思うわ』
道枝 「でも大吾くんと僕は友達やなくて”仲間”です」
『仲間ね』
道枝 「てか、時間ヤバないですか?」
『ホンマやw道枝君はよ職員室行き‪足痛そうやわ』
道枝 「じゃあ行ってきます!」
『おう!』
カラガラ🚪
『友達…仲間…ね…』
そんなもの私には無縁かな
『寝よ』

























『はぁはぁ』
先生 「大丈夫?!めっちゃ魘されてたよ?」
『はぁはぁ…ふぅー…先生…』
先生 「はーい?」
『先生は友達と仲間どっちのがええもんやと思う』
先生 「うーん?そんなん分からんなぁー」
『分からんわうちはどっちも一緒な気がするねん』
先生 「先生も分からんわ‪w」
『ババアもわからんかぁー』
先生 「ババア言うな!まだ25やわ!」
『担任よりは若いな』
先生 「いや!普通に若い方やで!」
『友達ホンマに欲しいわ‪w‪w』
先生 「作れよー‪w‪w」
『お前ははよ彼氏作れ』
先生 「黙れ💢」






















うーんムズいなー
確かに友達おらんと寂しいけど…
友達ってなんなんやろ?‪w
まあこれから作れば良くない?













廊下にて
『ふんふーんふーん』
担任 「あ!西畑!お前どこにいたんや!」
『バリバリ保健室にいました!』
担任 「アホか!!!」
『すいませーん』
担任 「昼からは来いよ」
『多分なー』
うっさい先生どっかいてくれよ‪w
担任 「あ、後ー!」
『なんすかー?』
担任 「2年のやつ!道枝つたっけな?」
『あー道枝くんがどうしたんすか?』
担任 「なんかお前の事探しに1回教室来たわー」
『卍』
担任 「なんでもいいけど後輩いじめんなよー」
『いじめてませんよ!うちが虐めるのは誰かをいじめた人とか位ですぅ!』
担任 「いや、いじめあかんから‪w」
『まぁまぁ‪wどこいかはりました?道枝くん』
担任 「知らねぇな…2年4組の方行ってったけど」
『了解っす!』
はよ行かんと弁当食べれへん
走って言ったら大体1分で着くっしょ!
あ、ちなみに保健室1階3年の教室3階1、2年の教室2階です
んで、まぁ、4組着いたとさ
ガラガラ🚪
『はぁはぁ』
道枝 「あ!先輩!!」
『どーも…』
’え、あなたちゃんじゃん!’
’あ、ホントだ〜!’
’学年違うし見たことなかったんだよねー’
’いつも朝ははやーくに来るし’
’帰りは部活入ってないから一瞬で帰るしね…’
’全然話した事なかったけど可愛くね?’
’それな!マジで可愛い’
『…』
道枝 「先輩!探してたんですよ?!」
『そうなんやー(棒)』
道枝 「先生に聞いたんですか?」
『おん』
「みっちー友達?」
道枝 「そうなんですよ!友達です!」
『友達?』
道枝 「え?ちゃうん?」
『…そっか…友達か…』
道枝 「流星くん!僕あなたちゃんの初めての友達なんです!」
大西 「そうなん?!幼なじみ?!」
『ちゃいます』
道枝 「今さっき友達になりました!」
大西 「ん?」
道枝 「まぁ、いいからいいから!あなたちゃん!紹介すんな!」
大西 「大西流星ですー!」
『あ、知ってます』
大西 「そうなん?!ファンの子なん?!」
『あ、ちゃいます』
大西 「あ、そうなん…( ´・ω・`)」
『明らか悲しい顔するのやめもらっていいですか?』
道枝 「まぁ!仲良くしてくださいね!」
『あ、西畑あなた言いますよろしくな』
大西 「え?!大ちゃんの妹?!」
『…一応』
『んじゃ弁当食べてきます』
友達…友達…友達…友達…
『なんか、嬉しい…』
初めての友達か…
こんなに嬉しいんや…友達って…
ドン💥
『あ、ごめんなさい…』
先生 「前見て歩きなさいよー」
『ババア!』
先生 「おい」
『あのな、友達出来てん!』
先生 「マジか!!どんな奴や!」
『道枝くん!』
先生 「ええやん!」
『良かったなー!』
先生 「これからは保健室来んで済むな!」
『それは別の話やで』
先生 「え゛…」
これからは1人ちゃうんや
これからは…楽しい事いっーぱいあるんや…


























かなちみとちゃうくてうれちみやな

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