西畑side
ちょっと思うんですよ
あなたに友達が出来てめっちゃ嬉しいんですよ
嬉しいけど…
その分俺に冷たくなったねん…
なんでーー?!
小学1年の頃は
あなた 「おにいちゃーん♥」
とか言ってたんに…
はぁぁぁ…
さっきなんかね?
~あなた電話中~
あなた 「うん!分かったよ!じゃあまた後でー!」
ガチャ☏
『あなた〜どこかでかけるん?』
あなた 「別にーお兄ちゃんに関係ない」
とか言うんですよ?!
西畑泣きます
酷いです…
ホンマに!泣くー!
あなた 「行っくるわー」
『どこに?!』
あなた 「やから!お兄ちゃんに関係ない!」
ママ 「喧嘩すんなよー」
あなた 「お兄ちゃんが勝手になんか言ってるだけやて」
『さっきから酷いて』
あなた 「てか!今日は絶対についてこんといてな!」
『分かってるって!』
あなた 「ん!えらい」
なんか立場逆じゃね?
あなた 「じゃあ行ってくるねぇ!」
ママ 「行ってらっしゃーい」
『行ってらっしゃいー』
ガチャ🚪
『はぁぁぁ…』
ママ 「ため息つくなよ」
『だってさぁ』
ママ 「私はあなたが何しに行ったかすぐ分かったわ」
『え?』
ママ 「後から分かるやろー!」
『はぁ?え、ちょ…』
プルプル📞
『あ、俺のやもしもし?』
「もしもし?大ちゃん?」
『どうしたん?はっすん?』
大橋 「どうしたんってレッスン!」
『あー!!!忘れてた!すぐ行くわ!ごめんな!』
ブチ📞
『行ってくるー!』
ママ 「行ってらっしゃいー!」
あなたの事考えてたらレッスンある事忘れてた
みんなに迷惑掛けてしまったし…
ガチャ🚪
『遅れてごめん!!』
高橋 「全然大丈夫ですよ!」
道枝 「5分だけですし!」
『それでも遅れてしまったものは遅れてしまった…ごめん』
藤原 「大吾が遅刻って珍しいな」
大西 「ほんま!いつもは大橋くんが遅刻するのに!」
長尾 「それおもってました!」
大橋 「みんなひどいなぁ」
『ごめんなぁレッスンはじめよっか!』
『今日はほんまごめんな!』
大西 「もう大丈夫やで!」
長尾 「気にせんといてください!」
『ありがとうな』
大橋 「じゃあまた今度!」
『バイバイ』
家デス
『ただいまぁー!』
あなた 「おかえりー」
『あれ?お母さんは?』
あなた 「買い物行ったー」
『そうなんや』
あなた 「お兄ちゃん遅刻したんw」
『まぁ…』
あなた 「珍しいなww」
『なんかあったん?今日』
あなた 「お兄ちゃんしつこいわ」
『ごめんw』
あなた 「まぁお楽しみやね!」
『なにそれw』
あなた 「明後日くらいには分かるのー!」
『期待しとくわ』
あなた 「なんかウザイ」
『泣くで?!』
あなた 「きもーいww」
『まぁ!楽しみにしくわ!』
あなた 「なんかいややわ…その顔ー気持ち悪い」
『さっきからキモイとかばっかやん!w』
あなた 「だってほんまのことやん!」
『ホンマに酷いわww』
こんなにきもいきもい言われてますが
こういう会話が意外と楽しかったりします
あなた 「あ!もう!忘れてたやん!」
『なにが!』
あなた 「今日19時からベリたんが
動画出すんに忘れてたやん
こんなくだらん話しとるから…」
『なんかごめんやん…』
なにがあるんかわからんけど…
けどまぁ、可愛いからいいやん♥
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。