第3話

1話
2,040
2022/04/06 07:31
mob
あなた、今日も研究して…って‼︎
おい!あなたがいないぞ‼︎
mob
何だと⁉︎アレは神の兵器のDNAを持った個体でしかも初めての成功品なんだ‼︎絶対に探し出せ‼︎
その頃、トッププレデターから逃げる為

あなたは必死に走っていた。
あなた
ハァ…ハァ、ハァ……
あなた
ここまで、来れば…
あなた
ん?人の気配…?
あなたは不思議に思い

成みの中から気配のする方を覗き込む。
??
母さん…
そこには、小さな白髪の狼男がいた。

あなたは身体をその少年位まで縮めると

少年の元まで歩いて行く。
あなた
ねぇ
??
っ……!!
??
だ、だれ…?
あなた
僕の名前はエルキ…いや、あなただ
君の名前は?
??
俺は…シディ……
あなたのその服、あなたもアソコから逃げてきたの?
あなた
うん、そうだよ
mob
おい!見つかったか⁉︎
mob
見つかりません!
mob
子供の足だ‼︎そう簡単には逃げられない筈だ‼︎
あなた
けど、このままじゃマズイね
シディ
うぅ……
あなた
シディ…
あなたがシディの背中をさすっている時だった。

茂みからガサガサッと音が鳴りゴブリンが現れた。
??
フゴッ‼︎フゴッ‼︎
あなた
…君は誰かな?
??
フゴ…
あなたは金色の波紋を一つ出しながら警戒する。

しかしゴブリンはそれに怒らず

左手で此方に来い、と合図をする。
シディ
……
あなた
……
2人は顔を見合わせ頷くと

そのゴブリンの手を取り逃げたのだった。





ーーーーー10年後ーーーーー
俺の名はシディ!俺には愛すべき家族がいる‼︎

建築が得意なゴブイチ兄さん‼︎

真面目な性格で、俺達を纏め上げてくれるんだ‼︎
ゴブイチ
フゴッ‼︎フゴフゴっ‼︎ 俺に建てられねぇ小屋はねぇ‼︎
食べるの大好き、ゴブフタ兄さん‼︎

少しだけドジな所もあるけど、凄く優しい兄だ‼︎
ゴブフタ
フゴ〜、プゴフゴ〜ッ いつか満腹というモノを知りたいよぉ〜
女の子に大人気のゴブミツ兄さん‼︎

光る物が大好きでお洒落なんだ‼︎
ゴブミツ
プゴガッ、ジョシディは女ゴブにモテねぇからなぁ
山で捨てられた俺達を拾ってくれた

強くて尊敬できる父さん、武者小路ゴブアツ‼︎

3年前まではゴブリンの母さんもいたけど…

母さんは人間の使う

車という乗り物に轢かれて死んでしまった…。
そして…。
mob
プギャッ、プギャッ急げ‼︎急げ‼︎
ゴブリンが一つ目の怪物に追いかけられている時

緑色の髪の少年のような子が

怪物に向かって飛んでいく。
??
フッ‼︎
彼が怪物に向けて右手を向けると

彼の後ろから金色の波紋が5つ表れた。

そして、その中から鎖が出てくると

怪物を拘束し滅多刺しにした。
mob
ギャァァァァァ‼︎
シディ
あなた!
あなた
やぁ、シディ
君は今日も元気だね
俺と共に父さんに拾われたあなた‼︎

年齢も性別も分からないが大切な家族なんだ‼︎

そしてそれに加えて強くて頭も良い‼︎
シディ
あぁ!俺は毎日元気だぞ‼︎
あなた
そう?それは良かったよ
それにあなたは俺の姉さんみたいな

兄さんみたいな人でもあるんだ‼︎
あなた
それにしても、今日の食糧が決まったね
シディ
あぁ!そうだな‼︎
あなたとシディはそう言って笑いあった。




ゴブフタ
プ〜ギャァ、プゴフゴ〜 相変わらず、不味そうな食い方してんだなぁ‼︎
ゴブイチ
プギャ〜プギョンフゴ〜 シディとあなたは味覚音痴だからな!
シディ
フガッ、フゴフゴッ俺はこっちの方が好きなんだ‼︎
あなた
フガッフガッ、フンゴンガ僕は元々食事は必要ないんだけどね
あなた
フンゴ、フガフガッ、フガフガッンガッフゴけど皆と食事をするのは楽しいからね、僕の好きな食べ方で食べてるんだ
ゴブフタ
フンゴ、ンガンガフンガ~絶対俺らの食い方の方が美味いよ〜
ゴブイチ
フゥンゴッ‼︎間違いない‼︎
ゴブミツ
フンゴ、フゴッ、フゴフゴンゴ~シディとあなたは本当変わってるよなー
そう言って5人は仲良く食事を楽しんだ。

そして、食事が終わると

あなたが懐から木の実を取り出す。
あなた
フゴッ、フゴフゴはいこれ、4人で分けてね
シディ
む?あなたは要らないのか?
あなた
僕はもうお腹一杯だからね
それに行きたい所もあるから、コレは4人で食べてよ
シディ
分かった
ありがとう、あなた!
そう言ってあなたとシディ達は別れた。
あなた
さて、今日の夜も色んな所警戒しなきゃ
母さんみたいに死なれるのは嫌だしね
あなたは毎日行っている見廻りを始める為に

何処が危険かを明るい内に探し

その夜はそこを見廻る様にしていた。
あなた
今日はここの道路を中心に見廻ろうかな
あなたはそう言いそこの木にもたれかかった。

そしてそれが、3

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