手合わせは模擬市街地で行う。
手合わせをしない人達はモニタールームで様子をみてるそうだ。
模擬市街地ねぇ。
ここまで大規模なのはすごし、手合わせで使うってことは壊れる。
つまり直す必要があるというわけだ。
そして今も直っている。
直すお金もあるってことか。
これはさすが日本一のヒーロー高校だなけあるな。
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確か相手は轟焦凍、上鳴電気、尾白猿尾の3人1組。
自己紹介で自分の個性は言ってたけど実際どうやって使うのかが想像がつかない。
タンッ
チャクラを足の裏に集めてビルの壁面に吸着させてビルの壁面を登って頂上へ行く。
チャクラというのは忍が術を使う時に必要とするエネルギーのこと。
人体におよそ130兆個存在すると言われている細胞の1つ1つから、かき集めて生み出す身体エネルギーと多くの修行や経験によって積み上げられる精神エネルギーの2つで構成されている。
つまり術っていうのはこの2つのエネルギーを体内から絞り出し練り上げ意志である印を結ぶ事で発動される。
といっても壁面を登るのは術じゃないから印は結ばなくていいんだけどね。
ビルは7階建て、ざっとみて20mくらい。
大きくジャンプして次のビルに移る。
ビルとビルを飛びながら探せば上からだから見やすいし、見つかる可能性も低い。
3人と別れて5分後にスタートと言われた。
あの3人がどこまで足が速いのかわからないけど、5分で移動出来る距離は限りれてる。
普段ならチャクラを探知して相手を探すが忍に個性がないのと同じくこの国の人達はチャクラが少ない。
つまりチャクラ探知がしにくいということだ。
チャクラ探知が出来なくても嗅覚や聴覚で探知する事は出来る。
胸の前で印を結ぶ。
ポンッ!
破裂音がしてから私と全く同じ影分身が5人出てきた。
多重影分身の術は実体を作り出す高等忍術・影分身を複数作り出す術。
影分身の術は術者のチャクラを均等に分ける性質があるため複数の影分身を作り出すことで大量のチャクラを消費するため多重影分身の術は使うだけで命にかかわることもあり、初代火影の千手柱間様によって禁術に指定され封印の書に封じられた。
忍はチャクラが0になると死んでしまう。
多重影分身の術はチャクラ量が少ない者がやると危ない術である。
影分身体が経験したことは術が解けるとオリジナルに還元されるため偵察など情報収集にも適した術。
タンッ
それぞれが四方八方に散り轟焦凍、上鳴電気、尾白猿尾の3人を探しに行く。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。