第72話

鋭児郎 木ノ葉隠れの里へ 〈13〉
717
2020/11/01 12:00
➠切島side



リビングに戻ると あなたちゃんがゼリーをテーブルに置いていて

あなた
おっやっと来た。
はい、これデザート。
はたけ カカシ
フルーツゼリー?
あなた
そう、買い物してたらいつもみたいな感じでもらってさ。
切島 鋭児郎
あーもらってたね。

確か果物屋の近くを通った時に店の人が あなたちゃんに渡してたな。


「ふーん」って言いながらカカシさんがあなたちゃんのことを見てると
あなた
いらないなら1人で食べるんでいいです。
はたけ カカシ
食べます。
切島 鋭児郎
食べる。
あなた
なら、どうぞ。
切島 鋭児郎
いただきます。
はたけ カカシ
ありがとう。





ゼリーを食べてるとカカシさんが真剣な顔で
はたけ カカシ
あなた 奴らの動きが活発になってきた。

あなたちゃんはゼリーを食べながら




でも顔つきが少し険しくなって
あなた
うん。
はたけ カカシ
分かってると思うけど無理はしないで異変に気づいたら連絡すること。
あなた
うん。
はたけ カカシ
それと今以上に動きが活発になってきたら雄英の任務を中断して一時的に里に帰ってくる方向で。
あなた
わかった。
あなた
うちが今どこにいるか奴らのはわかってる感じなの?
はたけ カカシ
いや 今探してるって状況っぽい。
あなた
そっか わかった。
警戒はしとく。
はたけ カカシ
そうして こっちでも探してみるから あなたもできる範囲で探して。
あなた
了解。




奴らって言ってるってことは複数人だよな。



カカシさんも あなたちゃんも真剣な顔で話してた。


切島 鋭児郎
アイツらって誰のこと?
そう聞いたら沈黙が流れて



聞いちゃいけないことだと後からわかった。













そして沈黙を破ったのは

あなた
カカシ 話してもいい?
はたけ カカシ
オレは話してもいいと思うよ。
それにこれは あなた自身のことだし。
あなたちゃんだった。

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