第163話

蕎麦屋の約束
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2021/04/24 19:00
近くにいた鋭児郎に
あなた
勝己に聞かれたら先に帰ったって伝えといて欲しい。
ってお願いして強行突破で教室から出ると
轟 焦凍
保健室の棚の上に置いてあった兵糧丸ひょうろうがん?あれ美味かった。
あなた
ほんと?なら良かった。
轟 焦凍
それに食べたら疲れが無くなったって感じで。
あなた
兵糧丸ひょうろうがんには疲労回復の薬草も入れてるからだと思うよ。


話しているうちに下駄箱に着いて
轟 焦凍
そうだ、蕎麦 食いに行くのっていつがいい?
あなた
う〜ん、いつでもいいけど。
日曜日の午後っていうかお昼でもいい?
轟 焦凍
あぁ、大丈夫だ。
あなた
場所とかは後で連絡して。
あなた
駅まで一緒に行こ。
轟 焦凍
あぁ。















駅に行くまで焦凍はあんまり喋らず「あぁ。」とか「そうだな。」とかしか言わずうちが一方的に喋ってる感じになってしまった。


もともと喋らない というか クラスで仲良くしてる人いない感じだからな。
1人が好きなのかな?
だったら申し訳ないな。
あなた
あっ焦凍 うちこっちだから。

1人になりたいのかもしれはないから早く別れた方がいいかな。

そう思って別れようとすると
轟 焦凍
はたけ・・・少し付き合って欲しいんだが。

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