第130話

妥協点
488
2021/03/22 12:01
あなた
出掛けるって言っても服が…ちゃんとしたのがなくて…。
爆豪 勝己
オレの服着ろ。

そう言って勝己はクローゼットの中からうちにでも着れそうな黒のラウンドネックのシャツに灰色のズボンを渡してきた。

あなた
ありがとう。
爆豪 勝己
おう、終わったら呼べ。

そう言って勝己は部屋から出ていった。


階段を下りる音がしたから1階に行ったのかな?







あなた
…まぁ妥協点かな。

勝己の服が思っている以上にダボダボで背が低いことを改めて感じていると

コンコンッ

爆豪 勝己
終わったか?
あなた
うん、終わったよ。

入ってきたらまじまじ見て
爆豪 勝己
……。
あなた
なに?
爆豪 勝己
いや、ちいせぇなって‪w
あなた
失礼だけど?
確かに忍の中でも身長は低い方だ。


わかってるけど言われるとムカつくんだよね。



手裏剣ホルスターは…


着けられなさそうだからポーチの巻物にしまってポーチを腰に着ける。

爆豪 勝己
お前いつもそれ着けてるのか?
あなた
当たり前でしょ。
いつ戦闘になるかわからないんだから。
あなた
本音を言えば手裏剣ホルスターも脚に着けておきたいけど。
爆豪 勝己
…そうか。
爆豪 勝己
そろそろ行くぞ。

プリ小説オーディオドラマ