第159話

3つの仮
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2021/04/15 19:00

保健室の空いてるベットに案内されそうになったけど
あなた
椅子で大丈夫です。

そう言って焦凍のベットサイドにある椅子に腰を下ろして
あなた
兵糧丸ひょうろうがん兵糧丸ひょうろうがん…あった。

腰のポーチから2、3粒取り出してベットサイドにある棚のメモ用紙を切り取ってそれに包んで
もう1枚メモ用紙を切り取って置いてあるボールペンで


包んである兵糧丸ひょうろうがん 食べておくこと。
あなた


そう書いたメモの上に兵糧丸を包んだメモ用紙を置いて眠りに落ちた。










10分そこら経ったぐらいで眼を覚ましリカバリーガールにお礼を言って体育館に戻った。







➠轟side


眼を覚ますと白い天井があって

あっ、そういえばはたけ・・・に運んでもらったんだっけ?

結局おぶられて…
轟 焦凍
情けねぇな。

眼を背けるように隣に顔を向けると棚の上に包み紙のようなものがあって
轟 焦凍
なんだ?

起き上がった見てみると

包んである兵糧丸ひょうろうがん 食べておくこと。
あなた

達筆な字でそう書いてあって包み紙を開けると焦げ茶色のチョコボールよりも大きい丸いものが3つ入っていて食べてみると
轟 焦凍
うめぇな、これ。

甘すぎず苦すぎず丁度いい味。
轟 焦凍
また、仮ができちまったな。


はたけ・・・にある仮は
・治療をしてくれたこと
・保健室に運んでくれた事
兵糧丸ひょうろうがんという食べ物をくれた事

この3つ。
轟 焦凍
3つもか。

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