第157話

轟の仮
480
2021/04/11 19:00
焦凍は岩が当たった怪我もあるけど

それに加えて氷結の使いすぎで息は白く、身体は小刻みに震えていた。
あなた
なんで、こんな無茶したの?

腰を下ろし焦凍の頭を正座しているうちの太ももの上に置くと

轟 焦凍
言っただろ、左は使わねぇって。
あなた
そんなことを聞いてるんじゃない。

見ててもわかるし、置いてある頭からもその寒さ 冷たさを感じる。
あなた
使わなくてもいいから もっと他にやり方がなかったのかってこと!

たぶんだけど 寒くて判断力が鈍った。

だから岩が直撃した。

無理をしなければこうはならなかったのに…。


掌から出すチャクラと一緒にチャクラを熱に変化させたものを出し冷えきった身体を暖める。








治療&加熱を続けると身体に降りてきた霜や震えはなくなりだいぶ良くなった。
轟 焦凍
はたけ・・・ 色々悪ぃな、USJでも助けてもらったのに。
轟 焦凍
また仮ができちまった。
あなた
気にしないで。
あなた
これらからリカバリーガールのところ行くけど立てる?
轟 焦凍
大丈夫だ、あru…

次の言葉を言おうとして立ち上がった途端フラッて倒れそうになったから
あなた
おぶるから上に乗って。

そう言ってその場にしゃがむと
轟 焦凍
いや、いい 歩けru…
あなた
ないでしょ、ほら 早く。


不満そうな顔はしたものの観念したように背中に乗ってきた。

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