第59話

犬がしゃべった
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2020/08/31 10:49
鋭児郎は家で着替えてリュックを持ってきた。
あなた
よしっ忘れ物はない?
切島 鋭児郎
大丈夫!

カリッ
親指を噛んで印を結び しゃがんで地面に手をかざす。
あなた
口寄せくちよせの術!
ポンッ!



煙とともに
パックン
なんだ呼び出されたと思ったら あなたか。
パックンが現れる。
切島 鋭児郎
い、犬がしゃべった?!
あなた
悪いね、パックン。
木ノ葉このはまで逆口寄せぎゃくくちよせしてもらいたいんだ。
あなた
この犬は忍犬にんけんのパックン。
うちと血で契約した獣。
パックン
こいつも一緒に里に行くのか?

パックンが鋭児郎をみながら言う。

あなた
うん、ガイに体術 教わろうと思ってるの。
パックン
おい、赤髪、あなた の腕掴んどけ。
切島 鋭児郎
えっ、腕?

鋭児郎に左腕を向けて
あなた
口寄せで一緒に里に行くにはうちに掴まってないとなの、ほら掴んで。
切島 鋭児郎
わかった。
パックン
掴んだな。
里に着くまで離すなよ。

ポンッ!
パックン
木ノ葉に着いたぞ。
あなた
ありがとう、パックン。
パックン
じゃあな。
ポンッ!

パックンは煙の中に消えた。
切島 鋭児郎
えっ、ここが、
あなた
そう、火の国。
あなた
今は里の外の森の中、あうんの門の近く。

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