第5話

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2019/09/20 09:13

そして、先輩は卒業して行った。



「勝手に卒業させないで?…‪w」







卦度、今日は体育館に来るようだ。





影「……もう少し、隣にいて欲しかった…ホソッ…」


多分、聞こえてると思うけど先輩は俺の吐いた言葉を無視し、手を引いた。







「影山ッ!!……私、烏野で待ってる」





にし、と突然言い出したことは高校の名前。




…確かな烏野は………


影「小さな巨人………」







「そ!……烏野……私行きたかったところなんだー」





嬉しそうに微笑む先輩を前に、疑問がひとつ。



「私ね、……自分で選んだの、この道を」



俺の手を引きながら呟いた。

振り向いた先輩は俺の手を握ってニッコリと笑顔を作る。



影「…………先ぱ…金「そいつと関わんないほうがいいですよ」……」





突然の声にビクッとなり振り向く。



その声の主は金田一だった。




「あ、金田一じゃん!」





俺の時とは違い、明るい声の先輩は金田一に寄っていく。






金「其奴置いていきましょう。」



「えー、そんな連れないこと言わないさ…って、手なんか引いてどこ行くの?」





ズンズンと、進んでいく金田一は先輩を引いてその場を去った。








影「……………は?」



1人つぶやくには多分遅すぎるくらい時間が掛かった。








え?……金田一も…同じ…なのか?



頭でふと考える。









確かに噂とか





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