及「ねぇ、飛雄ちゃん」
影「はい?」
及「あなたは渡さないから 」
影「は………、……」
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あれから2年経った。
俺は勿論、高校は烏野にした。
白鳥沢もよかったが、俺には高すぎて………(
勉強すら俺一人じゃ出来ないからあなたさんに教えてもらったし(
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「あ!!!影山!!」
影「先輩!………」
ずっと待っててくれた先輩がいて、
頑張ってきたな……とか、色々考えれた。
、
「ふっ…久しぶりだね!元気だった?」
影「………ずっと会ってたじゃないですか…」
「そっか!!」
入学式の時、思わず抱きつかれたから、
抱き返すとあなたさんは頬を赤らめた。
「………なんか、……これ…」
影「?………」
「いや、なんでもない 」と、口を閉ざすと、
俺の手を引いた。
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「ここが体育館だよ。」
影「…………」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。