出会いはYouTubeで面白い動画を探してた時だ
動画を見終わって
この日からだ
ヒューマンバグ大学にハマりだしたのは
今日出る動画を予想しながら歩いていた土曜日の昼頃の事だ
子供が道路にボールを取りに飛び出してしまった
その後ろからは車が走ってきていたのだ
僕は咄嗟に子供を庇おうとした
キキィィィィィィィッ!!!
ドンッ!!!
車が鈍い音を立てた
庇えただろうか…子供は無事か?
あぁ…子供は無事だ、少し怪我をさせてしまったが
それはそうと僕は…
僕はもう、手遅れだ
内蔵が破裂してるし頭も強く打って大量に血が出ている
ここまでくると痛みを感じないな
母親であろう女性が僕に話しかけてきた
嗚呼…死ぬのか、僕
やっと楽しみが出来たと思ったのに
子供の母親が僕に何かを言っていた所からはもう、僕の脈は無かった
あれ、僕、死んだんじゃなかったの?
てか、ここどこ?
ここ見覚えある気がする
ヒューマンバグ大学の世界に転生した感じ…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。