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2022/01/11

第117話

116 反則
親友
…えーっ!!!
何でミナちゃんが?
待って、待って!
頭追いつかないんだけど。
これが、話したかった事。
じゃ、おやすみ。
親友
待って!
ちゃんと話聞か…
後日ちゃんと話すから…


自分から掛けたくせに、親友の言葉を待たずに電話を切った。
ミナ
ミナ
…良かったん?
後日、ちゃんと話します。
私の横にちょこんと座る彼女。
ミナ
ミナ
そっか。
親友が居なかったら、
ミナさんに気持ちを伝えるどころか
気付きもしなかったと思います。
それに、ずっと気にかけてくれて
いたので…
彼女には感謝しかありません。
ミナ
ミナ
それ言ってあげたら
喜ぶんちゃう?
…絶対言いません。
調子に乗るので。


彼女の言葉に苦笑いで返せば、「素直になれ」と軽く頭を叩かれた。
ミナ
ミナ
てかさ、さっき見て思ったんやけど…
刺青タトゥー増えた?
…腰と胸のは最近。
ミナ
ミナ
それ入れた人って女の人?
彫り師ですか?
なぜ、そんな事を気にするのだろうか?
ミナ
ミナ
うん。
女性の方ですが?
ミナ
ミナ
…完成してんの?
一応してます。
ミナ
ミナ
なら、もう入れんといて。
嫌なら入れませんが…
けど、急にどうしたんですか?
刺青タトゥーが嫌いなら、見ようとしないだろうし…
何か意味があるのかと聞かないと思う。
という事は刺青タトゥー自体ではなく、別の意味で言っている?
ミナ
ミナ
私以外が葵に触るの嫌や。
女性でも男性でも嫌。
それに入れる時、服脱ぐやろ?
あー、そういう事。


見れば分かるほど赤くなった顔、どんどん音量が下がる声。
それを隠すように顔を膝に埋めて小さくなっている。
ミナ
ミナ
私の葵やもん。
彼女の頭を撫でれば、少し顔を上げてくれた。
潤んだ瞳で、若干の上目遣い。


その顔…狡すぎる。
てか、存在自体が反則?
…もうね、可愛い過ぎて厄介。


今日一日で、どれだけの感情を思い出すのだろう。
どれだけ、彼女に好きという感情を伝えられるのだろう。
何で…そんなに可愛いんですか。
責任取って欲しいのはこっちの方です。
彼女はさっき以上に赤くなり、耳まで真っ赤になっている。
照れてるんですか?
そう言えば、思いっきり突き飛ばされた。
彼女の予期せぬ行動に、床に倒れ込む。
痛っ。
倒れた時に頭をぶつけ、思わず声が漏れてしまう。
その声に反応し、心配そうに私に近付いてくる。
ミナ
ミナ
ごめん。
私の頭を撫でようとする彼女の手を取り、ゼロ距離まであと数センチ…
ミナ
ミナ
…近いから。
ただ真っ直ぐ彼女の瞳を見つめれば、元々綺麗な瞳が潤んだ事でより一層綺麗になっている。
近い方がよく見えるので…
彼女の頬に手を添える。
何だか不思議な気分です。
ミナ
ミナ
何が?
こんなにも人を好きになると
思いませんでした。
好きになれた人がミナさんで
良かった。
私の上で、本気で恥ずかしがっている彼女。
頬に添えた手をゆっくりと動かし、唇を指でなぞってみた。