第56話

優秀真面目5歳児の個性-番外編4
5,243
2021/01/06 02:12
※この物語は,陰キャ橘が和真を拾った週の
【休日に起こった話】を書いた番外編である。



あなた「んあ?和真の“個性”?…そういや知らねぇな」

虐待を受けて居た和真を拾ってはや1週間が経った。

昨日は和真と図書館やレストラン等へと遊びに行っていたが…

その頃…。
私の母さんはある“疑問”を抱えていた。

その疑問と言うのは…
和真の【個性】についてだったのだ。

確かに,和真の個性についてなんか考えたこともなかったし…

増してや和真に個性があるのかどうかも不明なままだったっけ…


母「私は無いと思うんだけど…あんたどう思う?」

…どうっておま…


あなた「病院行かないと分かんねぇだろ」←

私が珍しく…
ド正論を口にしたのがそんなに驚いたのか…

目を開き,母さんが叫ぶ。


母「あんたが…正論?しかもドのドの字が付いてるレベルアップ正論を…?」

あなた「いやいやいや…
私を何だと認識してるんだ母さん?」

母「…………………。問題児」←

間がクソ長ぇんすけど〜←

え,何?問題児と後なんか選択肢存在した訳っすか?

心の中で怒りをあらわとした。
顕としていると…

2階から和真と思われる足音が聴こえて来たので…
一旦,和真の個性についてはお開きにしよう。

と,母さんに言ったのだが…


母「折角だから今日,病院に行ってみない?あるかどうかも分からないからね,私も休みだし」

母さんの仕事がお休み,ということで…
和真の個性検査をしようと決めたのだ。

勿論,和真抜きでの決め事だから…
和真の意見も尊重しなきゃいけねぇ…

決して嫌がっても…
絶対に和真を責めないことを誓います…!


和真「おはよーございます!」

母「おはよう和真くん!早速何だけど病院行かない?」

あなた「いや早速すぎんだろ,経緯を話せ経緯を」←

和真がリビングに来て即…
母さんは和真に病院に行こうと言った。

何しに行くのか言わねぇと…流石に怖がられるぞ?

と感じていたんだが…
和真は…


和真「分かった!準備してくる!」

怪しむことさえせず…

食パン咥えて…
クローゼットがある2階へと駆け上がった。

和真がリビングから出たのを確認した私は…
直ぐに母さんに文句を言う。

…。
皆で叫ぶぞ


【口喧嘩☆】←


あなた「…個性検査って知らせて和真泣いたら母さんのせいだからな」

母「何でよ!?」←

あなた「てんめぇが経緯とか話さなかったからだろうが!?あァ!?」

母「実の親に対して何よその態度…!?」

あなた「実の娘に対して何常識すぎること言わせてんだァ!?あァ!?」

私達の口喧嘩は…
ビックリするくらい,いつも止まらない。

だが,今回止めてくれたのは…
優秀…真面目…


和真「駄目だよ喧嘩…!!」

_5歳児くんだった…!!


マジほんと誰かさんとは違って紳士的だよな!?
おかげで何か,スッキリしたわ!!


母「…まぁ良いわ,行こう“和真”くん?」

んだよこの糞婆…ッ!!!!
まんじで今日イラつくんだが…あァ!?←


あなた「お兄ちゃんも行きますゥゥ!!糞婆1人じゃ和真の相手しきれねぇだろうし?」

母「締めるわよ」

あなた「締めれるもんなら締めてみろよ,まぁどうせ無理だと思うけど?」

母「ぶち殺す…ッ!!!!」←

和真「ちょっ,待ってぇぇー!!!」

和真が何回も口喧嘩を止めてくれたが…
私達のクソみてぇな口喧嘩は一向に止まず…

この口喧嘩は,病院までしっかり続くのであった

┈┈┈┈┈█◇█



医者「和真くんの個性は…ありますね」

母「あるんですか!?」

あなた「すげぇ意外…」

個性検査を和真に知らせた時は…
めっちゃ素直に受け止めてくれたからひとまず安心。

少し待合室で待って,今に至る。
何と…

和真には個性があるらしい。

早速,どんな個性が聞くとしよう。


あなた「どんな個性なんですか?」

すると医者は満面な笑みを浮かべながら…
淡々と口にした。


医者「和真くんの個性は“頭脳輪郭線”という特殊な個性ですね」

…?
全く聞いた事ねぇな?←

そう思いながらも医者の説明を聴く。


医者「頭脳輪郭線,というのは…とても希少な個性でして…簡単に述べますと…

【頭が人一倍良い】と言えます。」

…あー,納得←
だから5歳児っつうのに頭が良い訳…

…ってそうじゃねぇだろ!?


あなた「え,あの和真ずっっと何か頭良いんですけど…ずっと個性発動されてるんですか?」

発動条件と,解除の仕方をすげぇ知りたい。
すると医者は…

_気まずそうに答えた。
医者「今の和真くんは,四六時中個性を発動している状況です。まず,解除の仕方はですね…









誰でも良いので,和真くんの頭をチョップしなければいけません。」

WOW…
それはまた何でかな?←


医者「この個性を持ってる人は,頭の底に個性の名前の通り“頭脳輪郭線”があるんです。そこを刺激する為には,チョップが1番です。」←

母「そ…それは強い刺激の方が良いんですかね?」

医者「……………。んまぁハイ」

いやだから間が長ぇって!!
深刻風になってるんですけど!?←

毎度恒例,心でつっこんでいると…
…糞婆が私に言う。


母「おし,あなた,和真の頭を叩け」

あなた「だから言い方を考えろ!?」

糞婆の言い方がクソ過ぎて…
和真の顔がしょぼんとなっている…。

ま…まずは安心させてからだな?


あなた「か,和真〜?大丈夫だよ〜?」

和真「ほ,本当…?叩くの痛くna……((」

フゥ…
隙あり…ッッッ!!!!!!

_ガンッ!


和真「ブフェッ…!!」

怖がられるとちょっと…
うん,可哀想だと思ったから…

さっさと,解除させてあげねぇと…

優しさを込め,チョップして数十秒後…
和真が起きた。

起きて…直ぐに,


_和真の異変に気づいた。

何故って?
そりゃあだってな…?
和真「僕〜,勉強したくない〜嫌だ〜」←

あなた「いっっやノロッノロなんすけど!?」

The.ナマケモノ和真に変化していた。
だから私は直ぐに聞いたんだ。


あなた「発動条件は…ッ!?」

母「…早」←

そりゃそうだろ!?
こんな和真,優秀真面目5歳児くんじゃねぇもん!!


医者「あ,発動条件はまた頭脳輪郭線をチョップすれば…((」


_ガンッ!!!!


和真「ブフェッ!!!!!」

医者「…は,速いですね」←

即チョップして数秒後…
和真が起きた。

和真「…?お兄ちゃんどうしたの!?何でそんな汗かいてるの!?」

あなた「…グスッグスッ,かぁぁずぅぅまぁぁ!!!」

和真「…へっ?」

普通の和真に戻って…
心底思ったことがある。
…。


常に個性は優秀真面目5歳児の方にしておくこと←

ナマケモノの方にしてたら…
…私の目が持たねぇ…←
和真「帰ろー!!てかお兄ちゃん勝手にチョップしないでよ!」

あなた「アハハっ,ごめんね和真?」

和真「でもなんかチョップされてからの記憶無いんだけど,何で?」

あなた「…知らなくてよろしい」←

和真「え〜!!!」

だけどいつか…





_知ることになるんだろうな
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

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🍅こと作者です
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明日で2020年が終わる実感が無い…😳今年は色々合ったからな🥺\🍅/
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まぁ明日はガキ使を観ながら,小説更新して…皆さんの小説をジロジロ見たいと思っております😌✌️
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次もヨロシク😎\🍅/

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