八百万side
わたくしは…
雄英から推薦が来たと言うことですので…
是非,ご期待に応える為に推薦を受けますが…
__橘さんが雄英にいくのか,行かないのかが気になって仕方がありませんわ!
橘さんの個性は【想像】
直接口からお聞きした時は…
わたくしと同じ個性かと思いましたが…
物を造れる…
増してや【生命】までも造られる…
ヒーロー向きの【強個性】
わたくしの個性は物は造れますが…
“生命”は造れませんわ…。
ですので…
個性の扱い方がとてもお上手な橘さんこそ…
雄英高校…ヒーロー科に行くべき逸材だと思っていましたのに…
あなた「まぁ私は
じっくり考えるとするよ」
その顔は…
絶対行かないお顔です橘さん…。
…。
何故でしょうか…
行ったらいけない理由でもあるのでしょうか?
__ピコン
もう学校に行くお時間と言うのに…
誰からか通知が来ましたわ…
まだ時間余裕はありますから…
見てみることにしますわ
…?
文字ですので分かりませんが…
何か焦ってるように思えますわ…!!
すると数秒後に…………
…!
ひとまず雄英に行くと決めて下さったのは嬉しいですが…
確かに橘さんは頭も良い…
ですがそれ以上に個性も鍛えるべきだとわたくしは思っていますわ
…。
わたくしに人の進路をどうこう言える権利はありませんが…
どうしても…納得がいきませんわ…
わたくしは,橘さんと一緒に…ヒーローの道を歩んでいきたい。
わたくしに知らないことを沢山教えて下さった橘さん。
少しでも…
__ヒーローへの道を考えてくれたら嬉しい限りですわ
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あなたside
今日の朝…。
案の定…
八百万に報告したら“もう少し考えてみて下さい”とのことだった。
…。
前世の時の進路は…
第1志望が偏差値が高い高校を志望していたから…
本気で勉強して余裕で受かったけど…。
雄英の偏差値自体馬鹿高い。
前世の高校の偏差値+10も差があるのだ。
普通科は勉強一筋で行けるが…
ヒーロー科となると…
ロボ倒しも試験に加わる。
ポイント稼ぐ為には…
__勉強+体力も付けなければならない。
…いや〜…進路って難しい…
この世界に成り行き転生したからこそ悩む…。
それにヒーロー科行ったらあの女100%居るし…
八「橘さん!
一緒に帰りましょう!」
中学校から帰っていたら
八百万が後ろからぷりぷりしながら私を追いかけて来た。
うん,可愛い←
あなた「お,いいぜ!」
そう言うと八百万はパァア!と明るくなって
私の横に着いた。
いつも思う…
__八百万ってナイスボディだな←
八「…?
どうされました?わたくしに何か付いていますか?」
あなた「いーや?
八百万って可愛いなって」
私がそう言ったら…
八百万は真っ赤になりながら
八「わ…わたくしは!!
橘さんも可愛らしいと思いますわ!//」
…。
やぁだぁ照れる←(どうした?)
__スタスタ
あなた「じゃあまた月曜日なー!」
八「はい!
あ,進路表期限は来週の金曜日までですので!
“じっくり”お考えなさって下さい!」
・・圧が何かと凄いことなってるぞ八百万…
…こりゃあ余計迷うわな…ハハッ
…。
ヒーロー科…ねぇ…
…。
やだ,考えただけで嫌な予感しかしない←
やっぱ私は普通科かな〜
まぁ…?
じっくり考える時間は土日たっぷりあるし!?
うんうん!きっと大丈夫さ!あはは!←
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母「ちょ…あんた頭抱えてどうしたのよ」
はい現在,日曜日の夕方です。
いや〜…めっちゃ本気で考えてるんだけどさ,
それが決まらないんだよね〜
これだから進路って難しいんだよ…(泣)
ほら,進路表真っ白←
あなた「ちょっと出掛けてくるわ………」
母「…?夜になったら帰ってくるんだよ!」
あなた「善処するー…」←
__スタスタ
着いた場所は…
なーんか見たことあるクソ汚ぇ海…←
私はゴミが散らかってある所まで足を運ばせた。
視界に入ったのは
【1個のアルミ缶】
これ見たらあれを言いたくなる…。
あなた「アルミ缶の上にあるミカン…」←
私の中ではツボに入るダジャレなのだが…
前世で周りに寒いと言われたのを覚えている。
…そんな寒いダジャレかこれ?
・・ってそんなこと思ってる暇ねぇ!!!
私は1人,アルミ缶でソフトボール投げをした
記録は…
分かんないけど100mは飛んだか!?
私の今の悩みがストレスに変化してPOWERになり…!!
そのPOWERでアルミ缶を遥か彼方まで飛ばすと言う技!!!
私の悩みを思い知れアルミ缶!!←(アルミ缶が可哀想です)
でも…
アルミ缶のおかげで何かと結構分かった気がする!!
やっぱり…私…!!
__普通科の方が合う!
アルミ缶のおかげだ!!
本当に…
あなた「アルミ缶ありがとうなぁあぁあ!!!!」←
そしてアルミ缶は思った。
アルミ缶「(最初のダジャレは要らないよ…)」←
__と
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!