八「いいですか?発信機の示した座標は“神奈川県横浜市神野区”…長野からの出発ですので約2時間…10時頃の到着です。」
ふぇ…
発信機まで創れるっておま…
マジで個性使い慣れてんな八百万…。
新幹線に揺られ…そう思っていた私。
私の席の隣には,飯田が座っているんだが…
険しい表情をしたまま,何も言わない。
気まづい,という感情がとってもあるが…
元々新幹線の席が向かい合わせで4個ずつ…
ということもあり…
気まづい空気をまとっている飯田の隣は…
普通科である,私になったのだ。
最初はジャンケンにしようと結論を出していたのだが…
陰キャ橘は,かっこよく…
あなた【あ,僕で大丈夫ですよ】
飯田に不愉快な思いをさせないようにと…
自然に振舞ったんだ。
…まぁ?普通科はヒーロー科(主要人物)に気を使うっつうのも大事だからな!
飯田の隣で1人納得していると…
向かい合わせで4個ずつに座っている4人が…
原作通りの複雑な話をし始める。
緑谷「あの…この出発とか詳細とかって皆に伝えてるの?」
轟「ああ,言ったら余計止められたけどな」
切島「あの後,麗日がダメ押しでキチい事言ってくれたぜ」
そりゃあなぁ…
麗日だけじゃなくて他のA組の奴らも反対してた訳だろ…?
私でも多分,辞めて置いた方がいいんじゃねって,前世では言ってただろうな…。
ついでに懐かしい前世の生活も思い出しつつ…
4人の話を耳で聴く。
轟「一応聞いとく,俺達のやろうとしてる事は…誰からも認められねぇエゴってやつだ。引き返すならまだ間に合うぞ」
轟は,ご飯を食べながら…
本当に神野区に行くのかを一応確認した。
切島「迷うくらいならそもそも言わねぇ!あいつァらは敵の言いようにされていいタマじゃねぇんだ…!」
轟同様,
切島もおにぎりを食べながら覚悟して言う。
…私は,反対側を向いていて,4人の姿は見えないが…
緑谷は原作通り,今,色々と考えているだろう。
そして…言った。
緑谷「僕は…
【後戻りなんて出来ない】」
“後戻りは出来ない”
その一言で…
私を除いた誰もが唾液を呑んだ。
…。
あれ,こっからって描写ねぇんだっけ…
だったらもう寝ていいかな?
ね?良いよな?←
つーことで…!!
ねまsu……((
轟「橘,さっき質問しようとしてたんだが…お前,普通科だろ?普通科なのになんでここまでするんだ?」
ピエン!!!←
寝かせてくれねぇのか…轟…!!
いやまずこの変な空気の中で寝ようとする私も馬鹿だと思うけどもな!?←
…。
はぁ…とりあえず…返事優先だな…。
あなた「言いましたよね,少々気になったって」
轟「“気になった”だけの理由なら帰った方が良い。いくら敵と闘ったことがある橘でも,普通科でこのような場に居れば…罰せられる可能性だってある。」
・・・。
まんじで痛てぇとこ突くな轟…。
少し焦る気持ちを冷静にさせながら…
私は,この返事なら大丈夫か?と思い…
5人に聴こえる声の声量で発した。
あなた「正直,僕は行きつもりなんて本当にありませんでしたし,自ら罰せられる行為等したくありませんでしたよ」
轟「…じゃあ何で来た」
…。
待て待て待て…
この先の返事考えてねぇっつうの…!!
焦るな…冷静保て陰キャ(橘)…!!
焦りをとても感じて来た時…
頭に浮かんだ比喩の一言
比喩【私を,助けて】
・・・。
…〜ッ!!これを素に言うしかねぇか…!!!
そう…
比喩の一言を素とし…咄嗟に出た言葉は…
あなた「比喩さんに助けを求められたのは…」
【僕ですから】
「「「「「!」」」」」
いやいやいやいや…
そこ驚くとこじゃねぇだろ…!!!
なんか…2次元だからこんなかっけぇ事言えるけどさ
これ,3次元だったら糞引かれてるからな私!?
内心めっちゃ恥ずかしがっていると…
八百万さんが私にすげぇこと言い始めた。
八「…ッ〜!!橘さん…!!!
やはり貴方の素質はヒーロー向きですわ…!!」
…What?←(色々あり過ぎて状況掴めない人)
え,なになに…?
何,え?何…ヒーロー科勧めてんの…???
緑谷「そ,そう言えばさ…八百万さんと橘くんって仲良いの?」
八「勿論ですわ…!!橘さんは中学生の時から勉強面から優秀で,個性面でもゆu…((」
オイオイオイオイ…!!!
あなた「この話は辞めよう!!今から戦場に行くんだからさ!!ね?」
八「…はっ,し,失礼致しましたわ…!!」
おーし…
落ち着いたところだし…
_寝よう←(寝るんかい)
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緑谷「ついた!神野区!」
切島「この街のどこかに奴らが潜んでんのか」
轟「人多いな」
ぐぁぁぁぁぁ…
眠…。
ぐっすり寝過ぎて飯田に叩き起されたわ←
オマケに右肩チョップされるし…
周りの人らマジ右肩好きだな…。
久しぶりに右肩を痛さを和ませるようにさすっていると…
切島「さァどこだ八百万!」
八「お待ち下さい!」
原作通り…
あの赤髪ツンツン頭が突っ走りそうになった。
敵に顔を知られているので…超用心し…
それと顔を隠しながら行く,と言っても…
飯田「それでは偵察もままならんな」
そこで八百万が…
プリプリ!!
ではなく…ソワソワ感を出しながら…
私達に“提案”する。
八「そこで私,提案がありましてよ!?」
八百万が指を指した方向を一斉に見ると…
そこの場には…
あなた「(鈍器・大手…。)」←
前世で言う…
…ハイ,ドンキ・ホーテ…っすね…。
八百万…
_行ってみたかったんだろうな←(YES)
あなた「僕待ってるから,行って来ていいよー」
八「いいえ!!橘さんも行くんですよ!!」
元気いっぱいに言われながら…
右手をグイグイ掴まれる。
そう…
…右肩に…響く←(ピエン!!!!!!)
[10分後]
轟「なる程,変装か」
切島「違ぇもっと顎をクイクイやんだよ」
緑谷「オッラァ!!!」←
…www
まて…よ…フゥゥ…ww
笑いを…ッwww堪えるんだ…ッww
八「夜の繁華街!子供がうろつくと目立ちますものね!」
飯田「パイオツカイデーチャンネーイルヨー!!」←
フゥゥ…
…。
フゥゥ…www←
轟「八百万…“創造”で作ればタダだったんじゃねぇの?」
そうだよ…
私も普通に作るつもりだったのにな…
そう感じていると…
八百万が早口で答える。
八「そそソレはルール違反ですわ!私の“個性”で好き勝手につくり出してしまうと流通が…そう!国民の1人として…うん回さなければなりませんもの!経済を!!」
八「た橘さんも!!同じですわよ!!経済を回さなければなりませんので!!ね??」
あなた「あ,ハイ」←
そして再び思う。
切島&あなた「「(ドンキ入りたかったんだなこのピュアセレブ)」」
その時だった。
原作通り…
_空気が淀んでいったのは
《__では先程行われた雄英高校謝罪会見の1部をご覧下さい》
映し出されるモニターには…
根津校長,髪を縛り,髭を剃ったイレイザー先生,それからブラドキング。
相澤《この度__我々の不備から,ヒーロー科1年生27名,そして代表として行かせた普通科1名に被害が及んでしまった事…》
あ,私…
いつの間にか普通科代表に…!!
(※ちょっと嬉しい人)
相澤《ヒーロー育成の場でありながら,敵意への防衛を怠り,社会に不安を与えた事…》
相澤《謹んでお詫び申し上げます。まことに申し訳ございませんでした》
夜の繁華街のモニターに人が集まる中…
私達6人は,周りの人らの反応がとても辛かった
NHA《雄英高校は今年に入って4回,生徒が敵と接触していますが…今回,生徒に被害が出るまで各ご家庭にはどのような説明をされていたのか…》
NHA《又,具体的にどのような対策を行ってきたのかお聞かせ下さい》
黙れ〜NHA〜(NHK)
悪者扱いすんじゃねぇよ〜!!
って緑谷も言ってんぞ〜!←
根津《周辺地域の警備強化,校内の防犯システム再検討,“強い姿勢”で生徒の安全を保証する…と説明しておりました》
辺りの空気が一変する。
そう…まさに…
「何言ってんだこいつら」
_空気が淀んでいくんだ。
❐比喩side❐
死柄木「不思議なもんだよなぁ…
【何故奴らが責められてる!?】」
私さぁ…
拘束プレイとか嫌い←(全く話聞いてない奴ゥゥ)
いやだってさ?
私,立派な立派なレディだよ?
目の前のテレビに映る髪縛った相澤先生で鼻血が出そうだったくらいなんだから…!!
死柄木「君達も,勝つのは好きだろ?」
…あれ,
あら,もうそこまでセリフが…←
死柄木「荼毘,お前は爆豪の拘束を外せ,朱僪,お前は比喩だ」
…は?
男に外せとか言うのマジ意味不←
荼毘「は?暴れるぞこいつ」
朱僪「いいじゃん荼毘ー,大丈夫だって」
死柄木「朱僪の言う通り,いいんだよ,対等に扱わなきゃな,スカウトだもの」
…。
さっきから圧が凄い…。
少し,怖いな…アハっ←
Mr.「強引な手段だったのは謝るよ…けどな,君達を攫ったのはたまたまじゃねぇ」
【ここにいる者事情は違えど人に】
【ルールに】
【ヒーローに縛られ…苦しんだ】
【君達ならそれを__…】
__BOOM!!!!!
うっひゃあ…
死柄木さん痛そー…←
そう思っていると…
ツンデレ爆豪に引き寄せられる。
そして言ったんだ。
爆豪「無駄だよ,俺は…俺達は…オールマイトが勝つ姿に憧れた…そこァもう…」
【曲がらねぇ】
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!