第46話

警戒心オーラ発動中-番外編3
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2020/12/20 12:10
木椰区ショッピングモール事件から1夜明けた頃,

私は…
久しぶりに憎い…
憎すぎると感じた人物を天敵とし…

昨日の夜から翌日の朝にかけて…
【計画を立てていた】

あの天敵は…
いつ,どこで,どのタイミングで現れるかは予測不能

だからこそ…
“警戒心”を極めなくてはならない。

…。フッ,諸君ら甘ぇな…←
実はだな…!!

“ただの計画では無い”

逢わないように,どうすべきか…
もし逢ってしまったら…どのような攻撃をすれば去ってくれるのか…

紙を何枚も使い,勉強とは比べ物にならない程机と向き合った。

それもそのはず…
“人が目の前から居なくなるのを避けたいだけだ”

周りが死んで欲しくないと言う感情があるからこそ,このような努力をしているんだ。

たとえ私が成り行き転生者だとしても…
強個性を持った限り…

【周りを自分の手で守らなくてはならない】

そう…



あなた「陰キャ生活を実現させながらだかな!!」←

私を狙う奴が居るっつうことはさ…
いずれ闘うことになんだろ!?

闘っている隙に…ヒーロー達が来て…
罰として,【ヒーロー科編入】とか雄英側はやりかねねぇぞ……。

そう言う事も含めつつな…!
…The.警戒心丸出し&陰キャ生活プランを計画してた訳っすよ

おかげで糞眠ぃけど…
命と睡眠どっちが大事って言われたら…

断然【命】を取った私だから…

まぁ後悔はしてねぇ…(笑)
__コンコン

さっき完成した計画書を見ていると…
珍しく,knock音が聞こえた。

和真はknock音など一切せず…
するとしたら…


母「入るわよ」

母さんしか居なかった。
knock音をする時はたいてい何かある時で…

私は母さんの話を聞くことにした。


あなた「どうしたー?」

聞いた今気づいた。
隠れていた母さんの右手には…

家の固定電話が…。

…。
あー誰だろー…←

そんな嫌な予感を察知しつつ…
無言で差し出してくる固定電話を受け取り…

ミュートをオフにした。


あなた「はい,ただいま代わりました。」

数秒後…
聴こえてきた声は…


マ《Good morning!!男子リスナーぁ!!》

マイク先生の鼓膜破壊凶器の声だった←
電話越しであの声はマジで痛いっす…。


あなた「…おはようございます…朝から元気ですね。で,どうしましたか?」

用件を聞いて…
早く布団に潜りたい!!!
そう思っていた頭は…

_大声量と共に塵となった。

マ《明日からの1週間!!ヒーロー科全員が…!!
【個性強化林間合宿】に行くんだけどな…!







男子リスナーも参加だze!!!》

[嫌な予感・あ た り]←

いやてかなんですか…?
私,普通科です。

極普通の普通科です←(圧)

凄く心が荒れる中…
私の口は冷静に訴える。


あなた「…は?ちょっ,なんでですか…?僕普通科なんですけど…普通科です。understand?」←

冷静とはいえ…
頭は驚きが隠せない状況になっていた。

だから,いつもより口調が強かったのかもしれない。
私の訴えるような口調を聴いたマイク先生は…

_少し黙った後,言ったんだ。

マ《…その事についてだな,聞きたいことがある。電話終わったら,雄英来れるかァ男子リスナー》

予定ありますって言ったら怒るかな?←
ねぇけど嘘ついた時点で面倒くさくなるからな…

真剣に考え過ぎていたのかもしれない。
電話越しの先生は…
しっかりと“言い切った”


マ《…無言って言うことは,行くって受け止めるからなァ,なるべく早くこいyo!see you!》

あなた「はっ,ちょっと!!」

__ブチッ


一方的に電話を切った
ということは…

【私に拒否権は存在しないということ】

行かなければ,その分無理矢理ヒーロー科編入の方向に行くかもしれない。

行ったら行ったで…
教師陣の痛い質問をされるに違いないだろう。

…。
こりゃあ……__



あなた「(…参った)」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

┈┈┈┈┈◪❖◪


マイクside




__ブチッ

橘の返事は聞かず…俺は電話を切った。


ミッド「…!どうだったのよ…!?ひざし!」

そう…。
俺が橘宅に電話していた場所は…
雄英の【職員室】

職員室にはだなァ…
電話の様子を伺ってる奴らが何人も居て,

【ミッドナイト】

【セメントス】

【エクトプラズム】

そして…___


オール「橘少年は不思議な子だ…。」

たまたま居合わせた【オールマイト】
この4人は,橘について興味津々だった。

本当だったら
イレイザーも橘のことは少々気になってはいたがァ…
“心操”の相手をしてて今日は職員室には居ねぇ

とは言っても…
俺達が勝手に橘宅に電話したんだけどなァ←

資料をまとめながらそう感じていると…
保健室から戻って来た婆さんが,口を開いたんだ


リカ「私はあの子,悪い子では無いと思ったんだけどねぇ…」

気まずい空気をガラッと変えるかのように言った一言
職員室にいた誰もが疑問を抱いた
エク「何デソウ思ッタンダ?」

エクトプラズムがそう聞けば…
茶を入れながら質問に答える婆さん。


リカ「確かにねぇ,あの子の謎は多いままだけど…A組演習試験のモニター映像を見る真剣な眼差しは…









敵には出来ないよ」

「まるでヒーローのような眼差しだった」と付け足す婆さん。
…。

もし俺達が深く考え過ぎているだけだとしたら…
橘自身の謎を早急に解かなければならねぇ

敵かどうかを早く解明しなければだなァ…
そう思った…

_次の瞬間
__purururururu

俺の机にある固定電話が鳴った。
…男子リスナーかァ?

不思議に思いながら電話を取ると…


あなた《マイク先生!!》

案の定,橘だった。
…。
もしかして,来れねぇとか…?


マ「どーしたァ男子リsu……」

次聴く言葉に…
俺は思考停止する羽目になる。


あなた《…“すまねぇ”,今日行けません!!》

《それじゃあ》と付け足し…
一方的に電話を切った男子リスナー。

そう,それよりも驚いた一言…。
いつも敬語な橘が…

【すまねぇ】と言った部分

もしかして男子リスナー…


__意外と不器用だったりしてなァ…ニヤ






Noside
_…一方その時


橘は…
マイク先生に再び電話を掛けた…
ちゃんとした理由が存在している。

…それは…___



あなた「…向かう途中で会うとは…
僕はつくづく恵まれねぇな…」

“極普通の通学路”
彼女は再び…


?「さぁ,1日明けたところで腕試しといこう…

【橘あなた】」

憎い人物と遭遇していた。
第2ラウンドの会場は…

_近くの公園

遊んで居た子供達は…
本屋の時同様…横たわっている。


あなた「(…こんな公共の場で闘えば…報道陣も黙っちゃいねぇだろう…。だったら…)」

橘は決めた。
そう…______


_まずは逃げるのが優先だと

逃げたら…
謎の人物は満足いかない顔で…

【また塵のように消えた】

橘は一旦,息を整え…
またも再び,マイク先生に電話した。
あなた「マイク先生,林間合宿の件ですが…気になりますので行くことにします」

マ《…!!Really!?分かったze!!用意しとけよ!》

__ブチッ


電話をスグ切った橘は…
マスクの下で…







__口元を上げた
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🍅こと作者です
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橘あなたは突然現れる謎の人物と,現作おなじみの敵連合軍には何かしら“繋がり”があるんじゃ無いかと考え…
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個性強化林間合宿に行くのを決意した
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周りの人々を守る為…成り行き転生者“橘あなた”は
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与えられた知識を源とし,闘います
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次回もお楽しみに\🍅/❅*°

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