目良《ここでは一般市民としてではなく,仮免許を取得した者として__…どれだけ適切な救助を行えるか試させて頂きます》
とりあえず…
イレイザー先生とMs.ジョークから一旦距離を置き…
逃げてきた訳なんだが…
なんか,
思ったより…
あなた「…(人が居ねぇ)」←
無我夢中に逃げたのがいけなかったのかもしれない。
いつの間にか,観客席の1番端っこにいたのだ。
…。
こんな観客席の端っこにいたら…
逆に…
めっちゃ怪しまれそうだけど…
来てしまったもんはしょうがない!!
ここでじっくり見ようじゃないか橘よ!!
…つーことなんで
sit down ☆←
周りに人が居ねぇのはちょっと怖いが!!
素の自分を思うままに出せるのは!!
あなた「最高だぜ…」
座りながら,小さく拳をかましていると…
__ジリリリリリリリ
激しく鳴り響く警報音!!
その後には…
ちょっと目が覚めた目良さんの声が←
目良《敵による大規模破壊が発生!規模は○○市全域,建物倒壊により傷病者多数!!》
目良《道路の損壊が激しく救急先着隊の到着に著しい遅れ!》
すると私から見えたのは…
天井から見事開いていた,受験者専用休憩所。
…STARTになると開くシステムらしいっす←
目良《到着するまでの救助活動はその場にいるヒーロー達が指揮をとり行う。》
目良《1人でも多くの命を救い出すこと!!!》
おうおう!!
頑張れー!!!雄英生の奴ゥゥウ!!!
(※原作知ってるがちゃんと応援する奴)
…偉くね?←(欠かせない自画自賛)
…っていう毎回恒例自画自賛は置いておいて…!
目良《START!!!!》
ちょっと目が覚めた目良さんが元気よく叫んだ瞬間…
第一試験を突破した受験生が走り出す。
その走り出した瞬間に…
思ったことがある。
皆,前を向いて真剣な【眼差し】をし…
ヒーローという職業に向かって,
今,このような緊張する場に立ってるジャン?
原作でも“凄い”って思ったし…
よく,こんなん出来んなぁぁあ!?!?
って,何故かキレ気味だけどそう感じた←
…。
もし,
もしもの話だけど…
私が,前世の記憶とかぜぇーんぶ無くて!
このまま,何も知らずに転生してたら…
あなた「“ヒーロー”…目指してたかな」
いや…
何も知らずに転生してたとしても…
変な敵側のオリキャラ居たし…
おまけに壊舞くんっつうオリキャラ居たし…
母さんも何かと可笑しいし…
あなた「どっちにしろ変わってねぇかぁ…」
?「何がです〜?」
あなた「いやぁ…記憶の問題っす…___yo」
・・・。
あなた「は?」
…は?
い,今…声聴こえたよな…?
え,でも…周り人居ねぇし…
…。
あなた「ま,まさか……!!!」
嫌な予感がした私は…
【周り】…ではなく
【真上】を咄嗟にみた。
その…嫌な予感は…
見事,的中していたんだ。
私の目に映る…
ホ「こんにちは,橘あなたくん」
_…赤い羽を持つ,時期No.2プロヒーロー
【ホークス】
こんなとこで会うとは思わなかった橘氏…。
焦りに焦ってしまった私は…
顔面ガチガチにして…
冷静になって,ホークスに話した。
あなた「ホークスじゃないです…___ka」
__ムギュッ!!!
…!?
ちょっ…!!
おいおいおい!!口塞ぐんじゃねぇ!!
挨拶くれぇさせろよ!?!?
心の中でホークスに文句を言えば…
ホークスは私に焦りながら言う。
ホ「シー!!ここに来てるの内緒だから…!!」
あなた「ぢゃあらコォふちぅうぢゃないうどぇうね」
(※だからコスチュームじゃないんですね)
ホ「何言ってるか分からないけど理解してくれた?」←
恐る恐る聞きながら…
ホークスは私の口を塞いでいた手を外す。
…やっと新鮮な空気を吸える!!
私は1度深く深呼吸をし…
改めて,目の前にいるホークスに向き合う。
あなた「…んで,何しに来たんですか?」
ホ「…ん〜…。
ちょっと暇だったから少し拝見しに来ましてね」
…うっわぁ…
あなた「鳥の癖に嘘が下手なことで」
…。
あ←(2度目の人生終了のお知らせ)
ま…まずい…
さすがのプロヒーローでも…今の発言は…
ホ「…なんでそう思った?」
いやぁ…
随分トーンが低くなりましたなオイ!?!?←
こりゃ怒ってる…完璧に…
でも,とりあえず…話さねぇと…
…。
慎重に←(重要)
あなた「いや…特にと言った理由は無いんですが…ぼ,僕の勝手な偏見です!」
ホ「ふーん?偏見って言う割には随分言い切った言い方だったけどねぇ…実は相当“自信”が合ったりして?」
こ…こいつ!!!
短時間で考えた攻略言葉を全て跳ね返してきやがる!!
くっそ…!!
鳥の癖に!!(おい)
そんな文句も混じりつつ…
必死に短時間で考え続けていると…
_救いが←
__ビー!!!!!
目良《えー只今をもちまして,配置された全てのHUCが危険区域より救助されました。》
…!!
目良ナイスゥゥウ!!←(心の中では既に友☆)
目良《誠に勝手ではございますが…これにて,仮免試験全工程…》
目良《終了となります!!!》
マジ…
ほんと,神っすね目良さん…!!
…。
と,言うことなんで…(汗)
あなた「お,終わりましたね!!僕帰らないといけないので!!さようなら!!」
逃げるが勝ちなのが世の中!!
サラバだホーク…_______su…
ホ「な〜に勝手に帰ろうとしてるんです〜?話,終わってないよ,あなたくん」
…!!
やっぱ鳥だから追い付く速度もバリ速い!!
…。
【だ け ど】
あなた「ホークス,悪く思わないで下さいね」
真剣な眼差しでホークスに言い…
“個性”を発動させた。
そう…
あなた「ジャーン!!博多でとっても有名な“焼き鳥”です!!」←
ホ「!?なんでそれもっとーと!?!?」キラキラ
…ちゃっかり可愛く博多弁になってるが!!
これは大チャンス!!
あなた「これ…個数限定商品の焼き鳥なんですよ…?入ります?」
ホ「バリ欲しいけー!!!!!」←
あなた「…(激カワ)ど,どうぞー!!」
私が愛想良く渡せば…
ホークスはしっかり個数限定商品の焼き鳥に夢中になり…
逃げる隙がバリ出来た←
なのでェェ!!!
あなた「Good Bye!!Mr.ホークスゥゥウ!!」
ホ「……………ハッ!!ちょっまッッ!!!」
ざーんねぇん
その距離から羽使っても…
あなた「僕の足には適わねぇよ〜だ!!!」
…。
さーて…
あなた「あやつらのとこ行くかぁ!!」
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。