[ヒーロー殺し逮捕]
次の日の朝のニュースTOPはこの報道だった。
保須市での【暴動】…。
…ここまでは原作通りの内容だ。
だが…
原作とは全く違う…
私が目を大きく開く程,驚いた内容が【増えていた】
…__それは
あなた「…。チッ,だから安全を取れっつったのに…
・
・
糞比喩」
布団の中に潜りながら呟いた。
私の目に映っているのは…
[その場にいあわせた高校生4名のうち…1年女子雄英生が,【意識不明】の重体]
…。
マジで馬鹿だろ…。
攻めるって言うのにも限度がある…。
あの糞野郎(※比喩)は攻めすぎ←
なに死にかけになってんだよ…。
__バン!!
その時…
超乱暴にドアが開いた。
そして思う。
どうせまた優秀真面目5歳児くんか糞ババアだろ…←
そう確信しながら
朝からダウンした気分のままでドアの方を見ると…
母「フェ,ウヘヘッフェッ!!」←
魂が抜け,まるで上鳴がウェーイ状態になった時のような…。
ウェーイ(仮)母さんが居た←
…。
そこのあなた…!!
呑気なことばかり考えていると思っただろ?
↑(Yes)
チッチッチッ!
実はちゃんと母さんのことを心配してたんだよ!
呑気の名を借り内容は心配ということだ!
(※いやどゆ事すか)
あなた「母さん?頭がぶっ壊れたか?」
母「…。
ハッ!!壊れてる暇なんてないわ!!」
あなた「じゃあ今壊れてたんかい」
速報【私の母,頭のネジが緩みました事件】←
…早速事件を解決しないとな!!
あなた「で?どうしたんだ?」
布団から立ち,背伸びをしながら母さんに問う
母「“保須総合病院”に着いてきて貰いたいって言う人が来てるのよ」
あなた「は?誰?私が?」
母「あんた以外誰が居んのよ」
…そりゃあ…
あなた「優秀真面目5歳児くん」←
母「だからそれ誰?」←
そう言った母さんだが,直ぐに“準備しなさい”と言い始めたので…。
しょうがなく…
保須総合病院に行く準備をした。
…てか
あなた「なんで保須総合病院に行くんだ?」
母「知らない」
あなた「は?」←
もうさ,考えれば考える程比喩のことに考えが結び付くんだが…気のせいか?
あなた「学校はどうすんの?」
母「休みの連絡入れたからさっさと着替えんかい」←
あなた「こういう時は休むんかい」←
突っ込みどころ満載な“朝”
それにしても…
私に着いてきて貰いたいって言ってる人って…
誰なんだろうか…?
…。
もしかして,雄英体育祭の時に掛かって来た…電話越しの人物が…!!
_と,思ったものの…___
母「すいません,お待たせしたわ」
グラ「大丈夫だ,こっちこそ急に邪魔してすまんな」
私,幻覚が見えるのかもしれねぇ…
なんでグラントリノがここに居るんだ…?
…まさか
母「あんた,グラントリノに迷惑掛けるんじゃないよ」
あなた「母さんもしや…し,知り合い?」
母「そうよ…
グラントリノ,思う存分に使って良いわよ」←
あなた「」
おいおい…
どこで知り合ったんだよ…?
私今世16年間生きて来たけど,会ったこともましてや見たこともねぇぞ?
グラ「普通科をこき使ったりなんかしないぜ,まぁ“個性”は使って貰うかもしれんが」
…は?
グラントリノ,知ってるか?
個性を使わすことを“こき”と言うんだぞ?
これは立派な強制労働だぁぁ!!!!!←
あなた「ぼ,僕対した個性持ってません!!」
__ベチン!!!
あなた「ブフェッ!!」
グラ「とりあえず,黙って着いてこい小娘」
…危ねぇ…
また右肩叩かれそうだったから…
しっかり避けた←(避けたんかい)
母「頑張りなさい〜!!」
あなた「(笑顔苛つくわぁ…)」←
そんなことを思いながら…
私はマジで,黙ァァってグラントリノについて行っていた。
__スタスタ
…。←
や,やっぱさすがに何か喋んねぇといけねぇか?
…よし,
喋る覚悟を決めた私は…
口を開いた。
あなた「あの!!何で保須総合病院に行くんでしょうか!!てか貴方は誰なんですか!」
グラ「…1度にする質問は1個にせんかい」
…おお…
反応してくれた←
じゃ,じゃあ!
あなた「なんで保須総合病院に行くんですか!」
そう聞けば…
グラントリノは口を開いてくれたんだ。
グラ「小娘が1番分かってるんじゃないのか…。
・
・
【比喩桃歌】が意識不明の重体だと言うことを」
やっぱそうだった〜←
そんなんだと思ったわ…。
原作を考えると今日の朝…
グラントリノが保須警察署署長連れて緑谷達の所へ行く時だったからな…。
あなた「…?比喩と僕が何か関係があるんですか?」
グラ「そうだ,【小娘】の個性は物を創れる…
それと,世間には知られて居ないもうひとつの“能力”,生命を創れること。それを使えば…___」
…。
ん?ちょっと待て?
“小娘”…?
待て待て待て,全く振れてなかったが…。
グラントリノ…って…。
あなた「え,僕の性別知って…」
グラ「全く違うことに食い付いたな」←
いやだって…
あなた「僕の性別を知っているんだとしたら,僕の事情を知っているとも考えられる。だから個性についても全部知ってるんですよね…?」
グラ「…。
洞察力が普通科とは思えんな。編入したらどうだ」
あなた「お断りします」←(即答)
…。
要するにだ。
死にかけの比喩を…
_私の個性で治せと言ってるんだこの糞ジジイ←
__ベチン!!!
あなた「ウフェッ!!」←
グラ「口だけは親に似たな」
あなた「へっ,声出てました僕!?」
グラ「バッチリだ」←
嘘だろ…?
…私って心の中が透明なのか?
心と声の連携が上手くいっていないのか…!?
グラ「…そうだな」←
あなた「…マジかよ」←
助けてマミー。
__私の心は糞汚ぇハートだってバレたわ←
グラ「勝手にバレとけ」
あなた「普通に傷ついたぜ…!!」←
意外に会話が進む…。
そしてもう少しで…
__保須総合病院に着く頃だろう
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!