第45話

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5,819
2020/12/19 11:14

夏が本格的に訪れた今日は…
テスト明けの【休日】

母さんにテスト満点取らねぇと地獄に堕とすと言われ…心底ビビっていたが…


母「…まさか本当に満点とは…」

うん,私もビックリしたよ…

……前世の知識があるとはいえ,満点って言うのは取れなくて当たり前だと言うのに…

何故か満点が取れた…
そう…

_全て勘なのに←(おい)


まぁなんだかんだで地獄に突き堕とされずに済んだんで…
…。

テスト明けの休日は,寝るのが1番…←
扇風機を付け…

2度寝をするのが,最高なのでar…((


__バン!!

…。
ん?前もこのオチ合ったような…←

確か…
毎回…2度寝を妨げる行為をする…
ヤツだった気がすんだが…


和真「お兄ちゃんー!!休日だよ!待ちに待った休日だよー!!!」

やっぱそうだったわ〜←
…朝から紹介しよう

【優秀真面目5歳児くん】

あだ名の通り…
5歳児とは思えねぇ頭脳を持っている子供だ。
…。

てか待ちに待った,っておま…
まさか!?←


和真「図書館!!行こー!!」ニカッ

クッ…!!←(笑顔に殺られHP残り1%)
だが…
その笑顔にはもう負けねぇぞ…!!

私は…
和真の笑顔と闘うように…
優秀真面目5歳児くんに言った。


あなた「ごめんな…和真…お兄ちゃん疲れてんだ」

和真が傷つかない程度に…
お誘いをお断りしたら…
__purururururu

断った同時に…
私のスマホの電話が音を響かせた。
…。

な…なんか和真の目はウルウルしてる,が…
我慢だ!!もう二度と肩壊したくない!!←

そんな思いを込めながら…
私は差出人名を見た。

見た瞬間…

__ブチッ


拒否ボタンを即押した←
…。
出たらなんかすごく面倒くさそうだからさ

そう思っていたとしても…


__purururururu

_ブチッ

__purururururu

_ブチッ

__purururururu!!!!


あなた「・・・。」

拒否っても拒否っても電話を掛けてくる…。
私は遂に折れ…

__ポチッ


私の事を“バラそうとしやがった奴”の電話に出た
出たら1発目…
比喩《いや何回切るの!?》←

あなた「てめぇがしつこいだからだろ…!?」

最も正論を言ったと思ったんだが…
比喩は言う。


比喩《せめて話を聞いてから切ってよ!?さすがの私でも心折れそうだったよ!?》

あなた「あー,後もう少し粘っとけば…」

比喩《そう言う問題じゃないんだけど!!》

勝手に心折れとけ←
私も折れたくなかったわ…!敗北感が半端ねぇし!!

朝からイライラしながら…
私は比喩に要件を聞いた


あなた「んで?何すか?」

そう聞くと…
電話越しで不気味な声で笑い始めた比喩…
その時私は…

_あ,聞かなければ良かった←

と…ものすごく後悔した。
前言撤回するのにはもう遅い…

覚悟して…
私は耳をすませた。

比喩《橘さんもご存知!!今日は林間合宿の準備向けて,木椰区ショッピングモールに行く日じゃん?》

…。
もう嫌な予感しかしない←


比喩《察したでしょ?橘さんも…
来て欲しいなー!!…ん?来てくるの!?》←

あなた「いやなんで行く前提なんだよ…行く訳ねぇだろ!!」

私はそう電話越しに居る比喩に叫んだ
これくれぇの声量で言えば…
比喩もビビって諦めるに違いない…

そう思った上での戦略だったんだが…
思いも寄らぬ事態が…
和真「僕!!木椰区のショッピングモール行ってみたい!!」

あなた「…は?ちょっと和真!!」

何を勝手に…


比喩《おー!!良いよー!えーっと和真…くんだっけ?どうぞどうぞ!!

【橘さんと一緒に来てね】》

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

┈┈┈┈▧◇▧



比喩「てなことで!!
今回のゲスト,橘さんと和真くんでーす!」

「「「うぉー!!!」」」

和真の意志を尊重した私は…
現在,A組の皆と一緒に木椰区ショッピングモールに来ている


切島「久しぶりだな橘ー!!」

芦戸「橘まで来るとテンション上がるねーっ!!」

てめぇらに比べりゃあこっちはテンションダダ下がりだけどな…←

私が陰キャを目指して無ければ…
言えた言葉かもしれねぇが,静かに心にしまって置く


「お!アレ雄英生じゃん!?1年!?体育祭ウェーイ!!」

麗日「うぉぉ,まだ覚えてる人いるんだぁ…」

原作通りの進み具合…
…このまま行けば,置き去りにされた緑谷の所に

【死柄木弔】

コイツが襲撃するだろう。
…。

一刻も早く和真連れてここから去らなければ…
和真まで巻き込まれる可能性もある。


耳郎「とりあえずウチ,大きめのキャリーバッグ買わなきゃ」

八「あら,では一緒に回りましょうか」

【キャリーバッグチーム】


上鳴「俺,アウトドア系の靴ねぇから買いてぇんだけど」

葉隠「あー私も私もー!!」

飯田「靴は履き慣れたものとしおりに書いて…あ,いや…しかし,なる程…用途に合ったものを選ぶべきなのか…!?」

【靴チーム】


峰田「ピッキング用品と小型ドリルってどこに売ってんだ?」←

…。
うん,【変態チーム】

まぁてな感じで…
見事買いたいものが別れたっつうことで…


切島「目的バラけてっし時間決めて自由行動すっか!」

切島がそう言えば…
凄い勢いで散らばるA組達…。
…。


あなた「和真はどこに行きたい?」

和真「本屋!!」ニカッ

よしもうそこでも良いから…!!←(いいんかい)
とにかくこの場から離れるぞ…!!


あなた「では,また後で合流しましょうね」

比喩「うん!またねー!!」

てめぇは相変わらず攻めるんかい←
どっか行って買い物しろよ…
怪我しても知らねぇからな…!!!

心の中で忠告しながら…
私は和真と本屋コーナーに行った。
┈┈┈┈┈┈➷



麗日が通報したのだろうか
本屋の外が騒がしい。

本を真剣に読んでいた和真でさえも…
不思議に思いながら外を伺っている様子だ。


和真「お兄ちゃん,何か…外いっぱい警察居るよ?」

…。


あなた「何か合ったのかもしれねぇな,だがそれは和真には関係ない話だ。」

不安になっていた和真の頭を撫でる私。
だが…
中々いつもの【笑顔】を見せてくれず…

笑顔になるどころか…
徐々に【真っ青】になるばかりだった。

そんな和真がどうしても心配になり…
私は聞いてみたんだ


あなた「和真,どうしたの?」

なるべく安心を感じてくれる声で言った。
すると和真は…

_指を指しながら答えたんだ。


和真「お兄…ちゃん…なんで周りの人達…













みんな“倒れてる”の?」

…。



あなた「え?何言ってんだよ和ma………」

和真の一言で,私は周りを見渡した。
…和真の言った通り…

“本屋に居た全員が倒れている”


あなた「…なんだ,コレ…」

私は必死に考えた末…
“思い出したんだ”



【家族揃っていい個性だ】


【いずれ逢うことになるからな】


雄英体育祭…
電話越しで話をした,“謎の人物”

これは…

“死ぬかもしれない”
直感的にそう感じた頃には…


あなた「和真!!!!今すぐ外に出るぞ!!!」

和真「えっ,わ,分かった!!!」

私と和真は…
本屋の出入口に向かって全速力で走る。

この時…
後ろから“何か”が追い掛けて来ている気がした。

和真も気がついたのか…
後ろに振り向こうとした。だが…


あなた「前だけ見ろ和真!!!」

和真「…お兄ちゃん…!!僕怖い!!!」

クソ…よりによってなんで…!!!
そう思いつつも…

私は和真の手を引っ張りながら…
“何か”から必死に逃げた。

逃げた先は…___


あなた「…ハァ…ッ…外,だ…」

本屋からでた【外の世界】だった。
和真は酷く震えており…

静かに泣き出してしまっていた。
…。

私は,
再び目だけで本屋の中を見る。
その時,私は気づいた…

電話越しだった謎の人物の【姿】【声】
そいつが…


?「ははっ,惜しかったな,もう少しで捕まえられたのだが…今回“は”君達の勝ちだ。」

あなた「…。」

本当だったら…
ここでぶち殺したいところだが…
…。
和真を不安にさせないため,無言でいた。


?「じゃあ…
また“第2ラウンド”で逢おう。

【橘あなた】」

謎の人物は…
塵のようになりながら消えて行った。

気づけば…
LIMEの着信は溜まっており…

汗だくのまま電話に出た。
八《橘さん!!今どこにいらっしゃるんですか!?》

…。
ああ…。


「ねぇこの本どう?」

「良いねぇ!!」

「恋愛小説最高だよねー!」

…さっきは屍みたいに倒れて居た奴らが…
本屋の中で仲良く話し合っている…。


八《橘さん!?聴こえてますか!?》

大丈夫…。


あなた「聴こえてる…ただ…


【久しぶりに憎い人物が出来ただけだ】」

八百万の返事など聴かず…
私は電話を切った。

そして…
気づいた頃には…








__手の平に爪がくい込んで血塗れになっていた
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🍅こと作者です
🍅こと作者です
橘あなたは,他の人を巻き込み…和真を泣かした罪を憎く思っている。だから誓ったんだ…
🍅こと作者です
🍅こと作者です
アイツを跡形もなく…殺そうto…((
あなた

いや流石にそこまでしねぇよ…殺したら私まで罪問われんじゃねぇか

🍅こと作者です
🍅こと作者です
はい,だそうですので…←
橘あなたは一体これからどうして警戒していくのか…
🍅こと作者です
🍅こと作者です
次もお楽しみに\🍅/

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