そこからの日々は…前世同様勉強の日々が続いた
平日の朝は勿論,学校に行っていて,隙が合ったら勉強。
夜は12時までシャーペンを動かしていた。
_そんなある日のことである
『ん…あぁぁあああぁぁあ!?!?』←
私は1人部屋で口に手を当てながらながら叫ぶ。
そのおかげで母さんに怒られ…
チョップを食らったのは言うまでもない…←
・・あ…なんでこんなに慌ててるかって?
実は慌ててるんじゃないんだよ…!!
私にとって本当に良いニュース…!!
とりあえず…
__見てくれ!!
LIMEで通知がきたんだけど…
八百万が雄英高校ヒーロー科に受かったんだ!
いや〜…マジでおめでとうだわ…
とりあえず…
原作は順調に進んでる模様だ…
後は…
私が【陰キャ】になるだけだ…!!
oh......今度は私の番か…
まぁ落ちても問題ないっしょ!!←駄目です
八百万には応援して貰ってるから…
落ちたら八百万ガックシ来るだろうし…
前世と同じように本気は出そう…。
…もし…受かったら気配消さないと←
母「ちょっと!!
ちゃんと勉強してるの!?」
あなた「ハイ!!シテマス!!」←
あっぶねぇ…
スマホ没収されるとこだった…!!
皆も勉強中にスマホは駄目だぞ!?
世の中色んな親いるけど…
私の親は厳しいからな!←事実を言うな
・・…って
こんなこと宣伝してる暇なんてなかったぜ…
私も仮には第2受験生だから…←
しっかり勉強しなきゃだな!
__カリカリ
私は再び机と向き合い…
シャープペンシルを動かした。
受験勉強用の大学ノートは…
いつの間にかページが無くなりかけていた。
大丈夫〜…!
私の部屋にはいちいち買わなくて良いようにノートストックがあるのであーる!
受験まで残り1ヶ月…!
__正々堂々挑もうじゃないか!雄英よ!
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┈┈┈┈┈✪
母「あなた〜受験勉強中ごめんなさいなんだけど…隣町の叔母さんとこにお土産,分けてきてくれない?」
休日の日曜…。
こんの母さんに叔母さんのとこ行けと命令を受けた…ッ!!
いやいやいやいや…!?
可笑しいだろ!?
はい,受験勉強してますよ!?
後2週間と言う大事な期間デスヨ!?←
あなた「まぁ良いけどな…
本当に今回限りだぞ!?」←
母「ありがとうね〜
じゃ,行ってらっしゃい」←
え,早速行けと?
…。
一生恨んでy((『行ってきまーす』
__スタスタ
隣町つっても…
歩いたら直ぐ付く一軒家だろ?←(5km離れてますけど!?)
バスとか電車は好きじゃねぇし…
雄英も歩いて行くか←(6kmデス…)
そう散歩がてらに叔母さんのとこに歩いていると…。
「うわぁぁああん!!」
公園の大きな木の下で…
“白い服”,“白いショート髪”,“赤い目”,左おでこに角が生えた”幼〜い男の子が目から滝を流しながら泣いていた。
…なんか…壊理ちゃんに似てね?
でも壊理ちゃんに双子なんて居ないし…
まぁまだまだ時間あるし…!
職務質問LET'S GO!!!←(違います)
あなた「どうした〜?僕」
しかし泣くばかりで…
私に気に掛けようともしてくれなかった。
…嫌われてんのか?←
あなた「僕…私なんか悪いことしたのかな?」
そう言うと…
「知らない人とは喋っちゃいけないって言ってたもん!」プイッ
・・いや真面目くんかよ〜←
そりゃあ知らない人だわ,私も君のこと知らないわ
だが,ほっとく訳にはいかないんだよなー!
あなた「お姉ちゃんに話してみてくれ!
解決してあげよう!」
__ピクッ
男の子体がビクついた気がした
_その瞬間
?「駄目じゃないか“壊舞”
外に出たら」
一瞬で…
血の気が引いた感覚が合った。
この感覚は…
【初めての感覚】だ。
壊舞「…ヒッ…」
壊舞くんが怯えるのは…
この子が辛い思いをしているからだろう。
…そうだろう?
【死穢八斎會】
【治崎廻】
まさかここでご対面するとは…
思いもしなかったが…
これも運命なのだろう。
…てか,
【壊舞】…って
壊理ちゃんの双子!?
絶対そうだよな!?よく見てみれば壊理ちゃんとあべこべの子だし…。
…まさか原作と異なってる!?←
治崎「すいません…
子供が」
正常に動くんだ。
ここは私が出る幕じゃない。
ヒーローが…
ヒーローが出る幕だ。
…だけど…。
手を…離したくないんだ。
後悔する…。
必ず後悔してしまう羽目になる。
だって…。
壊舞「たすけて…ッ…」
離せる訳…
無いじゃないか…
ヒーローでもなんでもない…
ただの通りすがりなのに…
この小さな男の子を…
_【助けたい】と思ってしまった。
治崎「…。ハァ…
良いのか壊舞…。
・
・
【壊理が壊れても】」
この一言で…
壊舞くんは怯えながら…
__スタスタ
あちらの元に帰ってしまった。
この時…。
本当に辛かった。
アニメでも見た…
壊理ちゃんを離してしまった緑谷の【辛さ】
いや…
【ヒーローの辛さ】を知った。
私は…
治崎廻と壊舞くんの小さな背中を…
静かに見つめた後…。
叔母さんのとこに足を運ばした。
叔母「おやまぁ…
遠いところからありがとうねぇ…」
インターホンを鳴らしたら…
元気いっぱいな叔母さんがトコトコと出てきてくれた。
それを見て…
なんか安心した。
あなた「いーえ,
叔母さん元気で何よりだよ
じゃあ私帰るわー」
叔母さんはまだ居ていいよって言ってたけど…
帰って早くこの…なんというか…
【罪悪感】を流したかった。
__スタスタ
助けられなかった罪悪感というか…
あの手を離してしまった罪悪感というか…
とにかく…
ものすごく苦しい…。
だから思った。
こんなんで折れるということは…
私は【ヒーロー】には向いてないと。
…勿論さ,あの子達助けたいけどな…?
助ける為にはヒーロー科に行かなければならない。
それは言語道断,無理だからな…←
…。
ごめんな…。
__壊舞くん。
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壊舞side
暖かかった…。
とても…優しい笑顔だった。
…あの人,お名前なんだろう?
また今度会えたらいいなー…。
壊理「お兄ちゃん!
大丈夫だった…?」
はは…。
でも…。
壊舞「大丈夫,壊理」
【未来】なんかないもんね…。
僕達に…
ヒーローは居ない。
来たらみーんな〇される。
ずっと…。
ここなんだ。
誰か…。
__助けて
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。