第40話

名探偵和真の推理
5,960
2020/12/14 12:50
期末試験が後1週間を切った頃。
私の勉強量は…
…。

まぁ?いつもよりかは増えたんじゃね?←
と,1週間を切ってやっと思い始めたのが現状。

学校で勉強しようにしても…
あの怪しまれた日のトラウマがあり…

ちょっと無理☆←
家で勉強をするしかないんだよなァァァァア!

嫌でもシャーペンを握らなければいけない悲しさ…
私の手は…!!!


あなた「泣いている…!!」

和真「勉強したら泣くの?でもお兄ちゃん勉強しないとこの先生きていけなくなるよ!!」←

ここで言うのもあれだが…
優秀真面目5歳児くんは今,私の部屋に勉強しに来ている。

なんで私のとこへ来たかと言うとだな…


和真「これはこの公式?」

あなた「そうそう,さすがしか言えねぇや〜」←

なんと…
私の期末試験範囲を教えて欲しいと申し出てきたのだ。

頭の良い和真だが…
まだ解けねぇだろうと思った私が甘かった。

なんだコイツ。
スラスラ解けすぎなんだけど←


和真「簡単〜!!」

5歳児に見えなくなって来た←
…大学5年生の間違いじゃ………。

私の頭が馬鹿なだけか←
と混乱していると…


__ピコン

スマホのLIME通知が鳴った。
…。
比喩じゃねぇだろうな…?と恐る恐る覗けば…

予想の斜め上を行った。
誰か…と言うと
百
橘さん!!大変です!!
久しぶり過ぎる連絡をくれた八百万だった。
…?
た,大変ってなんだ…?

だから聞いてみたんだ。
あなた

どうした?

するとめっちゃ早く既読が付き…
また…めんどくせぇ事件を知らせられる
百
比喩さんが!!わたくしの家で行方不明になってしまって…!!
あなた

いやどうしてそうなった?

八百万に詳しく聞いてみると…
百
今日わたくしの家で勉強会をしていたのですが…皆さん徐々に疲れてきてしまいまして,気分転換にと隠れん坊大会を開催したんです…!!
…。
どうせあれだろ…。

八百万の家が広すぎで…
オマケに,比喩が隠れるのが上手くて見つけられねぇ事件なんだろ←

そう思ったが…
【違うらしい】
百
皆さん降参して,大声出しながら探し回っているのですが…見つからないんです!!
…大声出して出てこねぇ…って…
どんな神経してんだ…。
…。

だけどもしこれが本当に【本格的な事件】だったら…
大変だな…。

…。
い,一応?比喩には借りがあるしな……
(※怪しまれた所を助けてもらったあなた氏)

この世界ではまだ死んで欲しくなんかねぇし…
…。
あなた

私も探すの手伝うから,行っていいか?

百
勿論ですわ!!
勉強会っつうことだから…
その場に居るのは原作通りの…

【八百万・芦戸・尾白・耳郎・上鳴・瀬呂】

そして行方不明の【比喩】

怪しい奴は誰も居ない…。
てことは,比喩自身に何か合ったって可能性が高い…。

…よっし,
それを踏まえて…


あなた「行くか」

勉強していたテキストを閉じ…
私服に手を伸ばすと…


和真「お兄ちゃんどっか行くの?」

そっかぁぁ!!!
優秀真面目5歳児くんも居たんだった‪ぁぁ!!!!!

お留守番してくれるかな?
してくれるよな!?!?

そう願いながら…
お出掛けの内容を包み隠さず言えば…


和真「僕も行く」

あなた「やっぱりか」←

行くと思ってたよ最初から…!!!
好奇心旺盛真っ盛りの5歳児くんだからお留守番してくれないことは分かってた(泣)

和真の元気な返事を聞いた私は…
八百万にLIMEで言った。
あなた

すまん,優秀真面目5歳児も連れて行くわ

百
はい????
訳が分からないって言う返事をされたが…
…まぁ和真が行けば分かるだろう…(白目)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈➷




和真「こんにちは!僕,和真って言います!」

八「橘さん,弟居ましたか…?」

八百万の家に着いた直後…
和真について早速質問された。
…言うべきだと思うが…和真のことも考えてあげねぇと…

そう思った私は…


あなた「居ましたよ,大事な,僕のおとu…_」

和真「拾ってくれたんでーす!!!」←

…。
うん,元気で何よりだよ←(何も言えない)


__スタスタ


八百万の豪邸は,1回だけ来たことがある。
相変わらず…でけぇなって,いつも思う。
そう,全く慣れないのだ←


上鳴「桃歌ぁぁ!!……__ってなんで橘が居んの!?てかその男の子誰!?」

耳郎「か…可愛い……」

見た目は可愛いよ…
私も最初めっっちゃ可愛いって思ったもん。
だけどな…


和真「こんにちは!!僕は和真って言います!
将来の夢は政治関係のお仕事に着きたくて…あっ!でもヒーローにも興味あります!どうぞ宜しくお願いします!!」

「「「「「「・・・。」」」」」」

ごめん,こうなるから連れてきたくなかった←
子供の思考自体持ってねぇからコイツ…。


尾白「す…凄い礼儀正しい子だね橘くん…。」

あなた「アハハッ,誰に似たんだか…」

…。
てか←


あなた「ほ,本来の目的忘れてません!?比喩さんを探すんですよね!?」

瀬呂「あ,そうだった!!手分けして探すzo…___」

瀬呂が言いかけた…
次の瞬間だった。
和真「このデッカイお家ぜーんぶ探さなくて良いと思うよ!だって僕!場所分かってるもん!」

あの優秀真面目5歳児くんが言い切ったのだ。
勿論,何故かなど分からないので…


あなた「なんで?」

言い切れる証拠と言える物を聞いてみた。
すると和真は清々しく答える。


和真「僕とお兄ちゃんが八百万さんのお家入った時に!1人のお靴だけ無かったんだ!確か,1人の行方が分からない…だったんだよね?」

八「え…えぇ」

…。
私は無だ←(おい)


和真「お家の中だけで隠れん坊をしたとしたら,靴が無いのはまず可笑しい…。」

耳郎「た…確かに」

…。


和真「恐らくだけど,比喩さんは八百万さんのお家の中“だけ”って言うルールを知らなかったんじゃないかな?ほら,こんなに広いし…」

両腕を大きく広げ…
推理をする優秀真面目5歳児くん。

その推理で誰もが“あっ”と思い始めるきっかけとなる。

尾白「まさか!!」

尾白のその一言で…
その場に居た全員が……

【庭】へと駆け出した。

私もそれにつられて…
庭へと足を動かせば……

和真の推理は見事【的中】していたのだ


八「…〜!!!比喩さん!!」

比喩「ちょっと〜みんな遅いよ〜!季節が冬だったら寒すぎて凍ってた…!!」

比喩が隠れていた場所は…
花壇が並べられてある後ろの影だった。


比喩「ん?なんで橘さん居るの?」

あなた「…。
はぁ,心配して損した気分です。」

比喩「え!?心配してくれてたの!?嬉しい!」←

あなた「前言撤回!」←

八百万の庭に賑やかな会話が飛び交う中…
1番話題となったのは…


上鳴「和真っ!お前凄かったな!!」

和真「えへへ〜!」

まるで名探偵ホームズだな…←
そう思えば…

和真に1番聞いてはいけない話題を…
芦戸がぶちかましたのだ←


芦戸「和真何歳!?頭良いよね!」

…。
ビックリするからやめといた方が…


和真「僕?僕ねぇ!











5歳だよ!」

飛び交っていた会話は風に流され…
辺りは止まったかのように_シンとなる。

そして……







「「「「「「は???」」」」」」

この場に居た全員の頭と目が…






__ポカンとなったのである。
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┈┈┈┈┈❀▧
🍅こと作者です
🍅こと作者です
本を沢山読めば,説明力がupするって聞いて小さい時から本読んでいるトマト…
🍅こと作者です
🍅こと作者です
しかし一向に説明力,読解力が無いと言う虚しさに襲われています🥺\🍅/
🍅こと作者です
🍅こと作者です
次回もお楽しみに\🍅/

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