比喩がイレイザー先生に連行されたその時から…
【私 は 妙 に 暇 だ っ た】←
林間学校に着いてこいと雄英側から言われたものの…
やることくれぇ用意して欲しかったなと思う。
だから,色々積極的にやることを探してみた。
まずは“B組”。
アドバイスとか…
何か手伝うことがあるかを聞いてみたのだが
物間「…ない!!普通科は黙って見ててくれるかい!?」
煽りの達人は,疲れ過ぎて感情ぶちまけて来るし…
拳藤「お気遣いどうもありがとうな!!」
お姉さんは…忙しそう←
その他の人らにも片っ端から声を掛けたが…
全員,真剣と言う残念過ぎる結果に←
だったら…
あなた「紳士洸太ー!!!遊ぼう!!」
紳士洸太なら私の暇を潰してくれるんじゃないかと思った!!
さぁ紳士洸太!!私の期待に応えてくre…((
洸太「嫌に決まってんだろ気持ち悪ぃ…!!
“嘘付くヒーロー志望”は大っ嫌いだ!!」
嫌われてる+謎の勘違いをされているでは無いですか…!!!!
…諦めて帰るか…。
だが諦めて去っても暇な私は…
土下座してまで…
紳士洸太に必死こいての暇潰し相手を要求した。
洸太「土下座すんなキモイ!!!」
見事,悪影響だった…!!←
何!?私ってもしや存在自体忘れられ嫌われてるんすか…!?
遂にそう思い始めた私。
…。
しょうがねぇ…!!奥の手を…!!
私は暇過ぎて体が言うことを利かず…
スマホを開き,秒でLIMEを開く
誰にLIMEをするかと言うと…
母さんにスマホを買って貰った…
和真のLIMEを暇潰しとして使うことを決めた。
すると…
さすが和真…!!
風のように既読が付くじゃありませんか…!!
おっとおっとぉ?これは…
暇が暇じゃ無くなるのでha…((
しっかり漢字を使ってド正論を放たれた←
遠回しに解釈すれば…
【きちんと集中しろ】
このような事を優秀真面目5歳児くんは言っている…
ここで,“暇”なんて言ったら…
和真から鬼婆に…
サボりと言う事が知らされてしまうだろうから…
そう返信し…
静かにスマホを切る。
閉じた際に…
_ピロンとLIMEの通知が鳴ったが…
あなた「(…いや怖くて見れねぇ)」
恐らく,和真からだろう。
でもな…。
あんな圧すげぇ返信見たら私,怖いわ…←
結果をまとめると…
結局,暇潰し相手は出来ずまま…
現在__…2日目PM4:00
ピク「さァ昨日言ったね!“世話を焼くのは今日だけ”って!!」
ラグ「己で食う飯くらい己でつくれ!!カレー!」
「「「「「イエッサ……」」」」」
2日目の夕方を迎えるだけとなった。
食事の時間だと思い…
とりあえず,食堂場まで足を運ばせたのだが…
今日の名の通り…
_何もすることナッシング←
飯田「さすが雄英無駄がない!!世界一旨いカレーを作ろう皆!!」
A組はカレー作りにめっちゃ糞張り切ってるし…
拳藤「とりあえず!だべれりゃOKだから!うちらも作ろう!」
B組も準備段階へと入っている。
…。
部屋に戻って10秒チャージでもすっか←
ここにいる意味ねぇしと感じながら…
自分の部屋にへと足を方向転換させると…
相澤「お前,食べないのか?」
あっちゃー!!
視界に私が入ってしまったか…!!イレイザー!
話しかけられたからには,気にしないでとも言えず…
まぁ一応,言っとく。
あなた「僕家からご飯持って来てるんですよ!それじゃあまta……((」
“また”と言おうとしたら…
イレイザー先生がわざとか分からねぇが…
何故か,遮る←
内容はなんと…
相澤「お前,今日の夜頃…_______
・
・
ここに来い」
そう言われながら…
超雑に宿泊施設の地図の渡される。
1つの教室には…
赤い丸印が記されており…
今日の夜頃…
私はここに行かなければならないらしい。
…。
こんな夜に何が……________
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
┈┈┈┈◪▓◪
あなた「いや来たくなかったんですけど!?」
相澤「そりゃ言ったら絶対来ないと思ったからな」
現在は深夜くらいか…。
私は,言われた通りに赤い丸印の教室前に行くと…
イレイザー先生が待っていた。
最初は,また怪しまれるのかと思ったが…
この教室前は,何か見た事があるような気がし…
イレイザー先生から何をすんのか直接聞くと…
【原作知識が蘇る】←
そう…
ここは…
__ガラガラ
芦戸「!橘じゃん!!」
上鳴「うおー!!!橘も補習か!??」
勉強する手を止め…
補習組全員が私の方に視線を向ける。
物間「フハハハッ!!普通科だと言うのに勉強が出来ないだと…!!」
…煽りの達人もその1人←
と,心でツッコミを静かに入れる。
補習組は興奮状態だったが…
イレイザー先生がものすんげぇ圧でその場を収め…
私が来た理由について話した。
相澤「こいつは普通科だが,少なくとも赤点のお前らより頭が良い,いや,八百万より頭が優れているから,教えて貰え」
冷静に話してもらえば…
A組全員の手が一斉と言ってもおかしくない程同時に挙がる。
私は,1人1人丁寧に…
前世と今世で鍛えた頭脳をフル回転させて説明した。
そしたら…
切島「まんじで分かりやすかった…!!!ありがとうな!!」
砂藤「…やべぇ…問題がスラスラに…」
芦戸「助かったよー!!!ありがとう橘!!」
瀬呂「じゃあじゃあ!!ここはどうなんだ!?」
あなた「ああ,ここはね…____」
丁寧かつ冷静に教えること30分。
私はふと,思い出した。
…そう。
あなた「物間くん,分からないとこありますか?」
物間=煽りの達人の存在に←
一応,この人も赤点という補習組なので聞いてみたが…
物間「フハハハッ!!僕に分からないとこなんてないよ!舐めないでくれるかい?」
物間は高笑いをしながら答えた。
しかし…
煽りの達人のノートは沢山の消し後があり…
考え過ぎによる汗がダラダラ出ていた←
…本当,素直じゃねぇ奴だなオイ…
そう確信しながら…
近くの机の椅子を引っ張り,物間の机の前にへと置く。
その行動を見た物間は…
物間「…ふ,ふはははっ!教えてくれなくても僕は…!」
あなた「教えるなんて一言も言って無いですけど」←
物間「…な…なっ!!!」
私は時間をチラッと見る。
…補習組就寝時刻が迫ってるな。
…。
おし!
あなた「ここですか,消し後めっちゃあるとこ」
物間「……そ,そう…デス」
やっと諦めてくれた煽りの達人。
ここまで素直に聞く物間は…
めっちゃ気持ち悪ぃが…←(おい)
私自身も早く就寝したかったので…
シャーペンでスラスラ物間のノートに考え方を書き…
解説をする。
説明して行くうちに…
物間は頷いたり,目を見開き驚いたり…
珍しい表情が見えてチョット引いたが…←
力になれて良かったなとも思った。
そして…
_補習組就寝時刻になった頃…。
物間は早々と足を動かして部屋に戻って行った。
…。
私も帰るかぁ…!早く寝たい!!
そう思いランランしながら廊下を歩いていたら…
__ピロン
LIMEの通知が廊下に鳴り響く。
差出人名は…
なんと…
[寧人から新着メッセージ]
煽りの達人から←
恐る恐る…開いてみると…
同時に私の目も開く。
だってな…?
煽りの達人が…
“素直な達人”に変化してるではありませんか…
…。
アハッ,でもやっぱいつもの物間が良いな←
そう思いながら…
___地獄の明日へと踏み進む
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
┈┈┈┈❐❏
(置いてかれたトマトさんでした)
(チャンチャン♪)←
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。