第50話

暇潰し相手探し-林間合宿❹
5,365
2020/12/27 01:01

比喩がイレイザー先生に連行されたその時から…

【私 は 妙 に 暇 だ っ た】←

林間学校に着いてこいと雄英側から言われたものの…
やることくれぇ用意して欲しかったなと思う。

だから,色々積極的にやることを探してみた。
まずは“B組”。

アドバイスとか…
何か手伝うことがあるかを聞いてみたのだが


物間「…ない!!普通科は黙って見ててくれるかい!?」

煽りの達人は,疲れ過ぎて感情ぶちまけて来るし…


拳藤「お気遣いどうもありがとうな!!」

お姉さんは…忙しそう←

その他の人らにも片っ端から声を掛けたが…
全員,真剣と言う残念過ぎる結果に←

だったら…


あなた「紳士洸太ー!!!遊ぼう!!」

紳士洸太なら私の暇を潰してくれるんじゃないかと思った!!

さぁ紳士洸太!!私の期待に応えてくre…((


洸太「嫌に決まってんだろ気持ち悪ぃ…!!
“嘘付くヒーロー志望”は大っ嫌いだ!!」

嫌われてる+謎の勘違いをされているでは無いですか…!!!!
…諦めて帰るか…。

だが諦めて去っても暇な私は…
土下座してまで…
紳士洸太に必死こいての暇潰し相手を要求した。


洸太「土下座すんなキモイ!!!」

見事,悪影響だった…!!←
何!?私ってもしや存在自体忘れられ嫌われてるんすか…!?

遂にそう思い始めた私。
…。

しょうがねぇ…!!奥の手を…!!

私は暇過ぎて体が言うことを利かず…
スマホを開き,秒でLIMEを開く

誰にLIMEをするかと言うと…
あなた

和真〜!!暇?

母さんにスマホを買って貰った…
和真のLIMEを暇潰しとして使うことを決めた。

すると…
さすが和真…!!
風のように既読が付くじゃありませんか…!!

おっとおっとぉ?これは…
暇が暇じゃ無くなるのでha…((
和真
和真
林間学校に言ってるんじゃないの!?この時間暇なんて事ないよね?何?サボっちゃったのお兄ちゃん!!
しっかり漢字を使ってド正論を放たれた←
遠回しに解釈すれば…

【きちんと集中しろ】

このような事を優秀真面目5歳児くんは言っている…
ここで,“暇”なんて言ったら…

和真から鬼婆に…
サボりと言う事が知らされてしまうだろうから…
あなた

あー,今休憩時間なんだ!でももう終わるからまた後でね(・ω<)☆

そう返信し…
静かにスマホを切る。

閉じた際に…
_ピロンとLIMEの通知が鳴ったが…


あなた「(…いや怖くて見れねぇ)」

恐らく,和真からだろう。
でもな…。

あんな圧すげぇ返信見たら私,怖いわ…←


結果をまとめると…
結局,暇潰し相手は出来ずまま…

現在__…2日目PM4:00



ピク「さァ昨日言ったね!“世話を焼くのは今日だけ”って!!」

ラグ「己で食う飯くらい己でつくれ!!カレー!」

「「「「「イエッサ……」」」」」

2日目の夕方を迎えるだけとなった。

食事の時間だと思い…
とりあえず,食堂場まで足を運ばせたのだが…

今日の名の通り…

_何もすることナッシング←


飯田「さすが雄英無駄がない!!世界一旨いカレーを作ろう皆!!」

A組はカレー作りにめっちゃ糞張り切ってるし…


拳藤「とりあえず!だべれりゃOKだから!うちらも作ろう!」

B組も準備段階へと入っている。
…。

部屋に戻って10秒チャージでもすっか←

ここにいる意味ねぇしと感じながら…
自分の部屋にへと足を方向転換させると…
相澤「お前,食べないのか?」

あっちゃー!!
視界に私が入ってしまったか…!!イレイザー!

話しかけられたからには,気にしないでとも言えず…
まぁ一応,言っとく。


あなた「僕家からご飯持って来てるんですよ!それじゃあまta……((」

“また”と言おうとしたら…
イレイザー先生がわざとか分からねぇが…
何故か,遮る←

内容はなんと…


相澤「お前,今日の夜頃…_______












ここに来い」

そう言われながら…
超雑に宿泊施設の地図の渡される。

1つの教室には…
赤い丸印が記されており…

今日の夜頃…
私はここに行かなければならないらしい。

…。
こんな夜に何が……________

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

┈┈┈┈◪▓◪
あなた「いや来たくなかったんですけど!?」

相澤「そりゃ言ったら絶対来ないと思ったからな」


現在は深夜くらいか…。

私は,言われた通りに赤い丸印の教室前に行くと…
イレイザー先生が待っていた。

最初は,また怪しまれるのかと思ったが…
この教室前は,何か見た事があるような気がし…

イレイザー先生から何をすんのか直接聞くと…

【原作知識が蘇る】←

そう…
ここは…


__ガラガラ


芦戸「!橘じゃん!!」

上鳴「うおー!!!橘も補習か!??」

勉強する手を止め…
補習組全員が私の方に視線を向ける。


物間「フハハハッ!!普通科だと言うのに勉強が出来ないだと…!!」

…煽りの達人もその1人←
と,心でツッコミを静かに入れる。

補習組は興奮状態だったが…
イレイザー先生がものすんげぇ圧でその場を収め…

私が来た理由について話した。


相澤「こいつは普通科だが,少なくとも赤点のお前らより頭が良い,いや,八百万より頭が優れているから,教えて貰え」

冷静に話してもらえば…
A組全員の手が一斉と言ってもおかしくない程同時に挙がる。

私は,1人1人丁寧に…
前世と今世で鍛えた頭脳をフル回転させて説明した。

そしたら…


切島「まんじで分かりやすかった…!!!ありがとうな!!」

砂藤「…やべぇ…問題がスラスラに…」

芦戸「助かったよー!!!ありがとう橘!!」

瀬呂「じゃあじゃあ!!ここはどうなんだ!?」


あなた「ああ,ここはね…____」
丁寧かつ冷静に教えること30分。
私はふと,思い出した。

…そう。


あなた「物間くん,分からないとこありますか?」

物間=煽りの達人の存在に←
一応,この人も赤点という補習組なので聞いてみたが…


物間「フハハハッ!!僕に分からないとこなんてないよ!舐めないでくれるかい?」

物間は高笑いをしながら答えた。
しかし…

煽りの達人のノートは沢山の消し後があり…
考え過ぎによる汗がダラダラ出ていた←

…本当,素直じゃねぇ奴だなオイ…

そう確信しながら…
近くの机の椅子を引っ張り,物間の机の前にへと置く。

その行動を見た物間は…


物間「…ふ,ふはははっ!教えてくれなくても僕は…!」

あなた「教えるなんて一言も言って無いですけど」←

物間「…な…なっ!!!」

私は時間をチラッと見る。
…補習組就寝時刻が迫ってるな。
…。

おし!
あなた「ここですか,消し後めっちゃあるとこ」

物間「……そ,そう…デス」

やっと諦めてくれた煽りの達人。
ここまで素直に聞く物間は…

めっちゃ気持ち悪ぃが…←(おい)

私自身も早く就寝したかったので…
シャーペンでスラスラ物間のノートに考え方を書き…

解説をする。
説明して行くうちに…
物間は頷いたり,目を見開き驚いたり…

珍しい表情が見えてチョット引いたが…←
力になれて良かったなとも思った。


そして…

_補習組就寝時刻になった頃…。

物間は早々と足を動かして部屋に戻って行った。
…。

私も帰るかぁ…!早く寝たい!!
そう思いランランしながら廊下を歩いていたら…

__ピロン


LIMEの通知が廊下に鳴り響く。
差出人名は…
なんと…


[寧人から新着メッセージ]

煽りの達人から←
恐る恐る…開いてみると…

同時に私の目も開く。
だってな…?
寧人
寧人
今日はありがとう
煽りの達人が…
“素直な達人”に変化してるではありませんか…

…。
アハッ,でもやっぱいつもの物間が良いな←

そう思いながら…









___地獄の明日へと踏み進む
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

┈┈┈┈❐❏
和真
和真
トマトさんが居ないらしいから!代わりに僕が言うね!
和真
和真
次のチャプターは,珍しくシリアルじゃなくてシリアスらしいよ!でも要素は少ないから!見て欲しいなぁ!
🍅こと作者です
🍅こと作者です
よし,よく言ってくれた和真よ←
和真
和真
あ,トマトさん帰って来たから帰るね僕
🍅こと作者です
🍅こと作者です
え,待って和真くん!?!?
(置いてかれたトマトさんでした)


(チャンチャン♪)←

プリ小説オーディオドラマ